どちらもまだまだ未熟ですが

ネタバレ

2024年9月10日

このレビューはネタバレを含みます▼ 簒奪者か、王位を取り戻した王、アルベルト。辺境育ちとはいえ、王として日々、民草のために努める男です。神の末裔一族から妻を娶ることを勧められ、いざ詣に参ったところ、うまーく進んでミカという男性体でも身ごもれる人と互いに一目惚れ！とんとん拍子ですすむ婚姻。ただし、この2人。互いに不器用なのです。だって、どちらも童貞処女なんです。心の中を全て曝け出すほどには通じ合っていない気持ちなので、ちょっとしたすれ違いとか。ミカがお世話係のピニに諭されたりなどなど…めちゃ面白かったです。ラルスだけがアタマおかしーの？って思うほどに自分しか見えてなくて失笑だけど。リアルでいたらかなりドン引きだし、間違いなく犯◯者よ。ほんと。ミカが攫われてから色々考えた時に無理無理無理無理と何度も思ってるシーン。緊迫なのかもしれないんですが、笑ってしまった。ミカ、ごめんね。だって、きっと、名倉先生がちゃんと書いてくれるって思っていたから…！ってメタ小説じゃないからね。などと思ってしまうほど面白かったです。島の長老様かいいキャラでした。れの子先生の描くアルベルトがかっこいいです。

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ジユンチさん

(女性/50代) 総レビュー数：843件

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