タイトル未定のプロローグ
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タイトル未定のプロローグ

夜更宵

七海の行動力のお陰

ネタバレ
2024年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小説を書き綴ってる風で話が進んでいくんだけど、どこか青臭さが出てて背伸びしてる感が高校生っぽくて良かったです。
ひっそりと小説を書きながら高校生活を送ってる一見優等生な八田守くん(受)。クラスでも人を寄せ付けないオーラ出てるので、キッカケがなければ2人の接点は皆無だったろうな。
そのキッカケがまたビックリで…偶然八田守くんの書いた小説を読んだ七海(攻)は感動して後先考えず彼の家に行くんだけど、そこでエッチな現場(八田守くんがモブと致してる)に遭遇しちゃうわけですよ。
お互い驚いただろうけど、それからも特に態度が変わるわけでもなく普通に高校生活を送ってる…え、心臓強いなこの2人と思いました笑。
七海はその場その場で流されつつ良い感じに人生送ってきたような印象。八田守くんは空っぽの部分を満たしたくて色んな男性と関係を持ちつつ愛を探してる…こうなったのには色々あったんでしょうねと思わせるちょっと風変わりな印象。そんな2人が一緒に過ごしてる時間が、なんか心地よさげで読んでるこちらもフフフとなりました。
八田守くんは数多の男性と関係を持ってたので(苦手な方はご注意を)当て馬がチラッといるけど特に障害物ではなかったな。それより、高校生なりに今後のことを考えて別れを選ぶシーンは「若い〜!10代らしいな!」と変に納得しちゃった。でも結局どっちも未練あってずっと忘れられないでいるから、小説のラストのように再会して綺麗にハピエンなんですけどね!
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