シャングリラの鳥
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シャングリラの鳥

座裏屋蘭丸

毎日読み返してしまうシャングリラ

ネタバレ
2024年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 世界観、設定がとても特殊でありながら説得力があって、シャングリラは実在していて自分もそこにいるかの様に錯覚してしまうくらい没入感を感じました。社会問題もからめられた登場人物の過去があかされ、感情が揺さぶられると同時に、彼らがそれぞれ惹かれていく様子がとても自然で一巻、二巻、三巻と関係性が変わっていくのが堪らなく愛おしいです。気がついたら毎日何度も読み返しています。中毒性があります。

エッチ大好き!な美しい男娼フィーが、あたまなでなでされて「もっとして」という子どもな様なあどけなさ、かわいすぎます…。知らなかった独占欲や嫉妬…いろんな感情を経てフィーはどうなってしまうのでしょうか。幸せになってほしい〜!!

全てを捨てて擦り切れた心でシャングリラにきたノンケのアポロが、おそらくもともとの素質として持っていた面倒見の良さでフィーのかかえているものに気づき放っておけなくなるところから、3巻で見せる情熱に辿り着くまでのストーリーが本当にお見事すぎて、作者さんのファンになりました。

シャングリラ行ってみたいです。(私が行って何するのという話ですが笑)それくらい背景描写も美しくて南国の楽園の風や音や温度を感じるほど魅力的でした!

続き、ものすごく楽しみにしてます。
私の中でこの作品は完全に殿堂入りしました。
最後まで追いかけたいです。
この作品好きな人と語り合いたいです。
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