握り拳にライスシャワー【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】
ツブキ
ムラ
さん
(女性/40代)
総レビュー数:2161件
このレビューはネタバレを含みます▼
高校生のノリってこんなだったわ!めっちゃくだらないこと言ってたわ!と、青春を謳歌してるキャラ達のお戯見てて沢山笑い皺できました。
テンション高めの陽キャなノンデリカシー潮田は、本当ヒヤッヒヤするくらい思ったこと全部口に出ちゃうタイプで、彼に片想いしてる南(受)が傷ついてないか心配になった。でも、南も長年の片想いで慣れてるせいもあるのか、良い感じに悪魔的な性格をしているからか普通に対抗する術を身に付けてる。
そんな2人の間で右往左往してるのが真面目で素直で優しい高松(攻)。ある日偶然街で女装した南に出会い一目惚れし、まさかのクラスメイトだと知り一回目の失恋を見事に経験した後、3人でつるむようになってからはどんどん南に惹かれていく難儀な彼。
南は潮田が好きで、潮田は合コンしたい!の一点張りな女子大好きマンで、高松は南に好意を抱きつつも彼の恋を応援してる健気マン…。なにこの面白い図。
傷ついても笑ってたり、悪戯心でイジワルしたり、見てるだけでいいやと思ったり…好きってなんだろ?という彼らの青春がいっぱい詰まった作品。本当良作。
タイトルの意味も分かるとニヤリとしちゃう。淡い思い出と共に友人の幸せを願うライスシャワー。最後の最後までノンデリカシーだった潮田が居なかったら今の2人はないもんね!節分のように米を叩きつけてハピエンです笑。
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