ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで
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ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

篠崎芳/KWKM

さすがの傑作

2024年9月11日
現在最新刊の13巻まで読んだ。あとは終わりかた次第で傑作で終わるか、時代を代表する名作となるかという、レベルの非常に高い作品。正直、はじめのほうは描写は多少わかりにくいというか、荒い印象を受けたけど。キャラクターの設定、物語の流れなんかが抜群にうまい。で、残虐で過激な描写も多いが、メインキャラクターを読者がガッカリするレベルでは殺さないのも素晴らしいバランス感覚。そのため悲壮感が漂うだけの暗い物語になってないのが素晴らしい。
ただ、登場人物のほとんどが相当にイカれてるところはあるけれど。
作品のバランス感覚がすごすぎる。例えば全能的な神を出すと、倒すのに反則で後づけ的な方法になるけど、この物語の神はそこまで全能ではない、けど強大。他の作品だと、メインキャラを殺して盛り上げて、代わりに似たようなキャラを出したりしてチープになって一気に駄作になる物語も多い中、そんなこともなく。
とにかくすごいの一言。ここまでレベルの高い作品はなかなか無いなというレベル。このままの完成度で完結したら、本当に名作だと思う。
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