贄姫の婚姻 身代わり王女は帝国で最愛となる
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贄姫の婚姻 身代わり王女は帝国で最愛となる

宮之みやこ/もぐす

定番といえばそうだけど

ネタバレ
2024年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 叔父に虐げられた姫が冷徹帝に嫁いだ果てに死に戻り、今世では悲劇を回避したい!とよくある話ですが面白いです。隠れた能力の伏線もあり、複雑になりそうなところもさらっと読めるのは漫画家さんの実力なんだと思います。

前世で流されるままだった主人公も、今世では自ら交渉して勉強したり積極的に生き抜こうとしているところが好感度高いです。絵は背景や装飾まで細かく描かれていて、見ていて楽しいです。人物は繊細な絵で、周りの人々も(悪役は悪役らしいところも)魅力的。冷徹帝とはいいつつ、懐に入った人は大切にしているし、聡明なのでお決まりのすれ違いも今のところなく読みやすいです。陛下はちょっと天然ぽいけど色気があっていいですね!

一つ気になったのは、妊娠のタイミングをずらそうとしているところ。タイミングが違うと同じ子は生まれないのでは…というのは考えちゃいけないんですね、たぶん。
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