天国に手が届く
」のレビュー

天国に手が届く

夕映月子/木下けい子

良かったです

ネタバレ
2024年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山で攻を見て憧れる受。社会人になり、出向先の会社にいた攻に声をかけるもすげなくされて…。心のよすがにしていたおじが亡くなったことを受け入れられない攻は、生前おじが攻の山パートナーに推していた受に塩対応します。攻は自分が置いていかれた悲しみを昇華できず、ずっと引きずっていたんですね。けれど一緒に山に登ると阿吽の呼吸である存在の受に驚かされ、無二の存在と思い始め…。読んでいて2人の関係性がいいなあと思い、ソウルメイトとはこんな2人を言うのかと思いました。攻はおじ以外には心を閉ざしていたのに、受を特別視しお前はずっとそばにいてくれと希うようになったのには心が震えました。Hは最後にこの2人らしく山でのテントの中で。「半アオカン?」とか「土砂降りでもそばを人歩いてたら気づかれない?」とか「初めてなのにテントの中でできるの?」などの疑問をスルーしてもいいかなーと思えた位いい作品でした(笑)😊
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