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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 恋愛証明書

    崎谷はるひ/街子マドカ

    薄幸受が幸せになる話
    ネタバレ
    2025年4月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 父性を持った男性が好みの受は、不倫など痛い恋愛ばかりでした。勤務先のカフェに訪れる幸せな一家、子供を可愛がる父(攻)に憧れを持って眺めている内家族は離婚し、受はその手の界隈で攻と接触します。元嫁とは子供ができてからは夜の関係がなく、ゲイか確かめに来たという攻に受は自分で試さないかと誘ってしまい…。
    勤務先マスターに注意されたのに、またもや我慢や抑制の必要な相手と関係する受。攻が子供の親権は持ったものの、月2の嫁と子供の面会日に不安定になるのを慰めるように逢瀬を1年続けます。子供が小学校に入るとルート的に頻繁に店に来ることは無くなると聞き、自分から終わらせようとしますが…。

    攻は仕事が忙しく月2しか休めないような状況。しかも子供が第一で元嫁との接触もある姿を見て、受は自分がセ◯レか愛人の位置づけだと思っています。好きな人と抱き合えるだけで満足だったはずなのに、段々と心は欲張りに。今日で最後と思うと色々おかしくなった受に攻が問い詰め認識の差が露呈し、誤解が解けてから…のHが甘々激しめで、今までの課程はここを読ませるためのスパイスだったのかと思いました(笑)攻は受相手だと初めからがっつき気味でしたが、受は最初自分がリードしたこともあり気持ちも体もセーブしていました。でもセーブの無くなった受は激しく乱れ、攻も遠慮を捨てて更にガツガツと…で、読者も大変満足しました(笑)
    後半にはその後が攻視点で入っており、子供に嫉妬したり、元嫁に呆れられたりするほど受は攻から愛されています。離婚も元嫁が恋人を作ったのがきっかけなので、両親達は充実しててお互いに問題無し。子供はと言うと、受大好きで嫁にしたいと言っているし、元嫁がサバサバと子供に真実を説くので達観してました(笑)なので薄幸受もやっと幸せになれそうなハピエンです。

    読み始めてから既読本と気づきましたが、再読でも楽しめました。☆4止まりなのは薄幸受が遠慮しまくりかつ自己肯定感が低すぎで、言いたいことを我慢した結果自己完結しようとするのが好きではなかったからです。そうなったのは受の過去的に仕方ないと思うものの、少し好みには合いませんでした。
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  • 夜に君を想う

    可南さらさ/高宮東

    切なさを感じるのと同じ位イライラしました
    ネタバレ
    2025年4月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異母兄弟もので、母を亡くした兄(受)が祖母が使用人で働く弟(攻)の家に住み一緒に育ちます。自分達が兄弟だと知る受は、攻の告白を手ひどく退けて入寮することで物理的距離も取ります。夏の間の庭作業バイトで別荘を訪れると、受が当て馬を連れ込んだと思った攻も来訪。紆余曲折あって受は別荘にいる間だけ抱かれることを許しますが…。

    攻が若さもあって直情で受を求めます。自分達が異母兄弟と知る受はなにかれと理由をつけて拒否し寮へ逃亡。だけど受は攻がバーテンで働いているらしいと聞き、未成年であること、祖母が心配していることから様子を見に行くも攻に拒絶され、女性の影にショックを受けます。それで自分の気持ちに気づいた…とのことですが、攻を徹底拒絶しつつも中途半端に隙を見せ、自分から離れるとなると焦燥感やショックを感じる受をずるく感じてイラっとしました。自分の立場上好きと言えない辛さは本物だったと思いますが、年下攻の気持ちにナイフのような言葉を返し、別荘での無理難題にも「かぐや姫か!」と呆れました。
    受のせいで攻は命の危険に二度晒されることになり、3つも年上なのに攻を振り回す受にモヤモヤしました。話が進むに連れて少し解消されましたしハピエンでしたが、受がちょっと低評価だったので☆3つです。
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  • 化け猫かたって候

    早寝電灯

    独特の世界観に引き込まれました
    ネタバレ
    2025年4月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ BLというカテゴリーで妖かしを絡めたヒューマンドラマだと思いました。
    ブラック企業で本当に死にそうになっていた受が化け猫の攻と知り合い、驚愕の連続で死への希求を忘れ人間らしさを取り戻していきます。ところどころメリバを予感させるようなフラグにドキドキしつつも、フラグ役立たずな最後でほっとしました。
    寿命問題が解決していないので一抹の不安はありますが、百鬼夜行の中に猫版の彼らがいたこと、そこで攻が「闇は過去も未来も映す」と言ったことから、受が死んでも何らかの方法で猫として添い遂げるのだと思いたいです。
    Hはおまけで作品の雰囲気のままソフトに。
    水先案内人のような、攻を茶化す旅館猫がいい味出してて好きでした。
  • 透過性恋愛装置

    かわい有美子

    暴走直情型で乙女思考な受に吹いた
    ネタバレ
    2025年4月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ クールで天上天下唯我独尊的な受が、攻を好きになってからは形振り構わずのストーカーとなり、相手がノンケかゲイかすら考えもしない暴走っぷりがおかしかったです。KYで図々しくて失礼な発言をするのに、攻を落とす為に必死かつ真剣で憎めないんですよね(笑)

    ホテルの関係施設コンペで落とされ、責任者へと直談判に行く受。自分に絶対の自信があったのに、攻の丁寧かつこちらを否定しない、けれど絶対的理由で説明を受けて納得すると共に、攻を好きになってしまいます。最初はふんわり憧れのような、ただ接点を持ってもっと話したいという気持ちは日を追うごとに強くなり、気づけばしっかりとした恋心に。どうすれば恋人になれるかを真剣に悩み始め、友達である滝乃の同性恋人、侑季にまで不躾な物言いで助言を請い…。

    「上海金魚」での攻(滝乃)、受(侑季)が出てきますが、滝乃はとんでもない友達を持ったせいで振り回されてお気の毒(笑)控えめな侑季も爆弾発言が通常運転な今作の受にはびっくりしたでしょうね。
    結局台風のような受は周囲を巻き込み、迷惑をかけつつもその直情さと素直さに攻が絆されます。
    現実だとストーカーの時点で通報されて終わりだと思いますが、受が面白可愛かったので逆転ホームランで、しかも恋人になってからは情熱的に愛されて良かったねと思いました!
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  • 上海金魚

    かわい有美子

    透過性恋愛装置から来ました
    ネタバレ
    2025年4月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この先生の「透過性恋愛装置」を読み、脇役2人が主人公のこちらを購入しました。
    感想は…うーん。透過性恋愛装置は良かったけど、こちらはふんわりしててお互いへの情熱があまり感じられなかったかな?

    不倫恋人に愛想を尽かしてから2日目で攻を好きになった受にも、取引先の愛人とわかっていて手を出した攻にも、「え、いいの?」とびっくり。不倫してた受の元カレのことを責める割には、お互いくっつくのが早くて少し違和感を感じました。いや、元カレは不倫で罪だけど、攻受は違うからいいんですけどね。ただ元カレを責めるならば、関係解消後2日目でくっついて致す君達も倫理的にはどうかな?と思いました。元カレはこの時、まだ受と別れた認識がなかったでしょうしね。

    うーん、☆2.5位。おまけで3にしました。
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  • 3月22日、花束を捧げよ

    小中大豆/笠井あゆみ

    時間的余裕がある時の一気読みを勧めます
    ネタバレ
    2025年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビュー評価の☆とあらすじを見て購入。先が全く読めずドキドキしながら読みました。☆評価からハピエンを信じて読了できましたが、そうでなかったら読むのキツかったです。この作品こそレビュアーさん方の書き込みを見て、ある程度話を知って読めば良かったかも…(^_^;)

    受(海路)が主人公で、攻(蓮)がタイムリープして「死ぬ運命にある幼馴染み(光一)」を助けようとするのに巻き込まれる話。5月6日、11月1日、3月22日というキーとなる日があり、カオス理論のバタフライ効果で、5月7日〜11月1日までの攻と受のちょっとした行動差で未来が微妙に変わります。陰キャの受は陽キャの攻が好きで、攻のタイムリープに途中から巻き込まれ…。

    読み始めると先が気になり、上下巻を一気読みしました。上巻は訳あって攻が冷たく、幼馴染みを愛しているが故と心を痛めつつも何度も1年のタイムリープに付き合わされる受が可哀想でした。下巻でその理由は明らかになりますが、とにかく展開が読めず3月22日まで光一を生かして死の呪い(?)を解こうとする攻受に同調し、自身も削られるような気持ちで読みました。

    「凄い作品を読ませてもらったなあ」と言うのが読了後の感想です。恋愛がベースにあるのに途中からはどういう結末になるのか、どう決着をつけるのかが気になって仕方がなかったです。そしてBLらしくHも最後にちゃんと用意されていて(笑)

    物理に詳しい人は気になる箇所があるかもしれませんが、私は素人なので純粋にこの作品も先生も凄いと思いました。2重、3重に構想があって、最後まで飽きることなく楽しめる作品だと思います👍✨
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  • 絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男

    紺吉

    BLあるあるのスルースキルが凄い😲
    ネタバレ
    2025年4月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ BL漫画内で、モブ自認の主人公が何とかBLから逃れようとする話。あるあるシチュに対しての徹底したスルースキルが秀逸で吹きました!
    よくある展開がこれでもかと繰り広げられ、それをうまく躱して決してBL当事者にはなるまいとする主人公。10年程前に流行ったチベスナ顔での、ローテンションかつクールな締めがナイスでした👍✨
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  • 鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?

    小中大豆/みずかねりょう

    受がしんどい1巻、攻が焦れる2巻
    ネタバレ
    2025年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻は「攻が好きで飽きられないよう気を遣って10年過ごした健気受」、2巻は「ドラマでの受の相手役に嫉妬露わな攻」と、お互いの相手への焦れと熱量が良かったです✨

    1巻めは攻のミューズが皆元嫁だったことから、次のミューズが出たら自分とも終わりだと恋心を隠しセ◯レに甘んじて関係を続ける受。
    そして幸か不幸か次のミューズは新しい子と自分の2人。妬心をセーブし演技にかける受がひたむきで全力応援しました。そして10年頑張った受には、最後にまさかのサプライズが!

    2巻めは攻と恋人になり順風満帆の受。でも元々自己評価が低く自分に厳しいので、ドラマで主演抜擢なるも共演ライバルに負けないよう必死です。しかもライバルが自分に敵対心アリなので、最初は疲弊するも負けじと応戦!これがカッコよくてスッとするのですが、その後ライバルがとんでもなく大変な状況なのを知り、優しい受は放っておけずアレコレ面倒をみることに。それで当然受に懐くようになったライバルに対し、大人な対応をしつつも攻は「これは俺の!」とはっきり言動で示し…。

    どちらか一方がしんどかったり熱量差があると不満が残るのですが、この作品は1巻で受がしんどかった分、2巻では打って変わって攻が独占欲を露わにするので満足度が高かったです。
    それも受に妬心を暴力的にぶつけるのではなく、対外的に自分達の関係を指輪で示したり、当て馬に堂々と受の所有権を主張するのがとてもイイ!

    1巻では攻への評価が悪かったですが、2巻で爆上がりになりました(笑)遊び人だったのが受一筋になり、当て馬に焦れても受を信じてひたすらステイする大人攻、対してずっと頑張り屋かつ健気な受と、仕事でも恋愛でも素敵な大人の成長物語でした✨
  • グレープフルーツムーン

    芹澤知

    良かったです
    ネタバレ
    2025年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと気になりつつセールの度に見送ってきた作品。キス止まりでH無しですが良かったです。

    受が素直かつポジティブで、確かに経営者として向いているかもしれません。職場では勝手に落ち込んだり不機嫌になったりし、それがあからさまな人がいると空気が悪くなるしこちらもしんどいんですよね。その点受のような人が経営者だと問題が起きても前向きに打開策を見つけようとし、周囲も何とか協力しようと思えそうです。

    攻を好きになり、元同僚にモヤモヤするのも良き。自分の憧れだった人が急に攻に対してのライバルに見えてくるというのも斬新でした。
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  • 堕天使は姦淫する【イラスト入り】

    ふゆの仁子/高崎ぼすこ

    設定が生かしきれてなく残念
    ネタバレ
    2025年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ビッ◯受が過去に1度だけ心を動かした攻と再会。攻は受のことが忘れられず、再会するためだけに自分の頭やコネを使って来たと言うけど…。

    高校時に同室となり、受が自分の好みに手ほどきした攻。お互いが気持ちを通わせるより先に体の関係を持ち、高校卒業前に受は攻への気持ちを明確にしたくなくて逃げてしまいます。急に捨てられた攻は懊悩するも受のことを調べ、全力で今回の再会に漕ぎ着けます。
    再会するとお互いを求める気持ちは止められず致すも、会場で受にとって家族のようなパトロンを見た攻は拗ねて受から逃げてしまいます。話をしようと追いかける受は事故で手の指を骨折、実は狙われていることがわかり…。

    攻が受に執着しているという割には再会時すぐ気づかなかったり、パトロンの会議やパーティーから逃げたり、受救出後は抱きしめるでもなく頬を触ったり、それまでの努力や発言に対して再会後の受への激情が低いように感じました。Hも受に希望を言わせてからとか、余裕を感じてあまりがっつきや必死さを感じれず。

    過去恋人達が傍にいてもさほど嫉妬するでもなく、何故か受の初恋相手でもあるパトロンにだけ敵愾心を持つのも違和感。
    設定が設定だけにもっと攻に激しさを持たせたら良かったと思いますが、発言の割にこちらが求めるような激しさは見られず、期待した分がっかりかつ消化不良な読了感でした。
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  • ダーリン、アイラブユー

    栗城偲/みずかねりょう

    可もなく不可もなく
    ネタバレ
    2025年3月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半の恋人になるまでは良かったですが、後半は受がネガティブな思い込みで突っ走り、攻も好き好きいう割にはフォロー不足で盛り下がりました。サプライズを用意していたにせよ、当て馬准教授が言うように「恋人を悲しませてまですることじゃない」。この言葉に尽きると思います。
    後半の受の誤解も准教授と攻というあり得ない組み合わせではなく、攻に告白したJKと「何らかの不可抗力で仕方なく外で1回会ったのを誤解」とかにしてくれた方が面白かったと思いました。
    ただ挿画は文句無しに良かったです。
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  • ふしだら者ですが

    中原一也/小山田あみ

    ラブコメかと思ったらトラウマ過去に驚いた
    ネタバレ
    2025年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビュータイトルが大まかなネタバレになっててすみません。うーん。好みが分かれそうな作品でした。

    セ◯レのように恋人を取っ替え引っ替えだった受がトラブルを機に幼馴染みの攻へ本気になります。紆余曲折あり恋人になれてウキウキするも束の間、うまくいきっこないという強迫観念に捕らわれて…。

    妖精が出てきて「は?」と思ったらきちんと伏線回収されました。けれど前半のラブコメから中盤の重いトラウマ過去を経て後半のハピエンという流れに付いていけず、「作者様、冒険したかった?という感想に。
    短期間恋人は過去起因のトラウマが原因だったということですが、テンション高めな前半からいきなりシリアスな中盤になるのが唐突すぎて付いていけませんでした。

    刺さる人と刺さらない人とで評価が分かれそうな作品。良い意味で予想を裏切られるのは歓迎ですが、私にはむしろ逆だったのでこの評価になりました。
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  • オンエア終了、反省会をはじめます!

    芹沢まの/みずかねりょう

    仕事も恋愛も登場人物も良く完成度高い作品
    ネタバレ
    2025年3月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじと書評の高さから購入。納得の面白さでした✨
    夕映月子先生が好きな人にお勧めしたい作品かもしれません。仕事と恋愛のバランスが良く、心理描写や文章が上手なのでスルスルと一気読みしました。ヒヤヒヤする展開もあればHもしっかりとある(笑)ので読了後の満足度が高かったです。

    高校卒業日にラジオパーソナリティーの言葉で救われた受は、自分も誰かの心に響くパーソナリティーになりたいとラジオ局に就職します。自分の放送回を最後に降板した、救ってくれた人にいつか自分の声が届くことを願って。
    受は最初の仕事でメインのアキのアシスタントになりますが、仕事外では無口かつ無愛想なアキに戸惑います。けれど一緒にいる内にアキの仕事への姿勢や優しさに傾いていく気持ちを止められなくなり…。
    前向きで一生懸命な湊人(ミナト)が可愛くてアキでなくても応援したくなります。実際、それでどんどん人をたらしこんでしまうのですが(笑)そしてそんな受に独占欲と嫉妬を露わにする攻がまた良かったです。
    仕事への真摯な姿勢が人によってはパワハラになるのも「あるある」で考えさせられました。今は相手の性格を把握した上での対応やコミュニケーションが必要な時代かもしれませんね。

    1つだけ気になったのは、声で気づいたのが藤堂だけだったこと。容姿は改造されるとわからないかもしれないけど、声で普通はもっとバレるのでは。
    過去放送を何度も聞いていなければ「気のせい」で済んでしまうのですかね。受も自分の回の後は二度と声が聞けなかった訳ですし…。

    新人作家さんの作品はあまり買いませんが、この作品には出会えて本当に良かったです。芹沢先生、今後チェックしていきます!今後に期待大かつ次の作品が今からとても楽しみです(*^^*)
  • いつかじゃない明日のために

    高岡ミズミ/円陣闇丸

    良かったです
    ネタバレ
    2025年3月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2002年初出の作品ですが、古さを感じず奥付けを見るまでそんな昔の作品だとは思いませんでした。

    昔一緒に住んでいた攻と再会してまた同居する受。攻と亡くなった母の関係も、攻のことすらあまり知らぬまま、昔のようにただ傍にいてほしいと願います。攻が2年の同居後に出て行ってしまったことが、受には大きなトラウマとなっていて…。

    過去を思い出せば受には辛い事件もあったけど、攻から受への気持ちはブレること無くでした。攻が受限定にせよショタコンだったのは間違いないと思います(笑)受視点なので置いていかれた辛さや不安に共感しますが、読み進むと攻もかなりの苦悩や忍耐があったことがわかりました。
    受の同僚当て馬や攻の元カノなども出てきますが、お互いしか見えていない2人へはスパイス程度。加えていい人達で、むしろ関係を後押ししてくれるので嫌な気持ちにもなりません。
    Hもほどほどかつ甘々で受がとても愛されています。

    激情に心揺さぶられる作品ではありませんでしたが、切なさや葛藤などもあり退屈することも無く、とても読了感のいい作品でした😊
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  • 光と影の王

    水壬楓子/北沢きょう

    ビッ◯策略家の健気受に泣けてきます
    ネタバレ
    2025年3月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高いけど評価の高さから購入。レビューにある通り、早々から可哀想な目に遭う受と攻との試練話でした。

    他国から人質として攻の国に来た受は、育つ内に皇太子の攻と両片思いに。けれど受の妹のせいで攻が傷を負ったことで償いとして攻の父である王から体を求められます。2年が経ちそのせいで攻と距離を置いていたのに、試すように見せつけるように攻の前で犯され達する姿をみられて心を壊される受。直後の王の挑発で攻とも一度致すも、それからは心を閉ざし失うものも無くし、体を使って公然と王の愛妾に。ただ攻のため、計画のために何年もかけて自分を犠牲にし続けるのでした。

    話自体面白かったですが、受が攻の前で王に致され、その後も計画のために何人か体で落とすのを許容できるかが評価に影響しそうです。私は攻のため何年も自己犠牲を払う健気受の奪還ものと認識しましたが、人によって見解が分かれそう。先生もあとがきで「主人公達がBがLしてない」と気づき最後に結ばれHを入れたそうですが、そこに至るまでの攻受が可哀想すぎるので「甘々な日々を送る続編を是非!」と思いました。

    昔紙媒体の本誌で読んでいたコルセーアが出てきたので、ひょっとしてあのシリーズのどこかにこの2人いたのかな?とも。攻のアヤース、受のカナーレしか記憶にありませんが、セールになったらコルセーアも買って読み直してみようかなと思いました。
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  • わりとよくある恋の話

    今泉まさ子

    良かったです
    ネタバレ
    2025年3月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受が友達を通して知った同業の攻とその手の店で遭遇し、マズイ状況から助けてもらいます。会社の交換制度で攻が受の会社へ来ることになり、急速に距離を詰められ告白されて恋人になりますが…。

    攻も受も過去に恋人はいたけど実はお互いが初恋で、周囲に言われてそれを認識することに。共通の友達は2年渡米し、実はゲイで攻はそのことを知っていますが、受は知らなかったので知った後に攻との関係を疑います。しかも泊まった早朝にかかってきた電話の会話から自分は浮気相手だと誤解し別れを切り出して…。

    男女間の恋愛やドラマでリアルにありそうな普通さが良かったです。共に過去に元カレがいるけどほぼノータッチで、お互いしか見えずHもそれなりに濃厚で(笑)
    攻受とも割とクールな恋愛をしてきたようなのに、独占欲強々なのも高得点。両視点で双方の気持ちがわかるのでストレスもなく読めます。リーマンものが好きな人にはお勧めできる作品だと思います👍✨
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  • 式神の名は、鬼

    夜光花/笠井あゆみ

    3冊で1つの話なのでまとめ買いを勧めます
    ネタバレ
    2025年3月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とりあえず1冊ではなく、セールかクーポンで3冊まとめて買った方がいいと思います。続きがとても気になりますし買って損のない面白さでした!

    受は物の怪に取り憑かれた友人からかけられた呪いを解くために力と時間稼ぎが必要で、封印された鬼の攻を解放して使役しようとします。使役の方法は閨房術。致すことで攻が自分に惚れたと勘違いする、体から落とす方法だそうです。それは有効で、満月のたび訪れる百鬼夜行を退けつつ、陰陽師の仕事もしながら受は呪いを解こうとしますが…。

    受は自分に呪いをかけ6年昏睡状態の友人をモデルにした式神を使役しています。読み始めはミスリードで、この式神の伊織が攻?とあらすじを読み返しました。初めは攻の鬼と受と友人の三角関係かと思っていたら、受が八百比丘尼の子孫という伝承を絡めて話が広がっていき3冊一気読みする面白さでした。預かっている子鬼の草太、お母さんの雪さん、寺の友人の千寿、陰陽師の安倍那都巳と登場人物が皆いい仕事をしていきます。そして一番のMVPは鬼の羅刹!契約縛りで受の元にいたはずが、人間ぽくなっていき受を愛おしむようになる課程が良かったです。そしてこの先生ならではで濡れ場はとってもエロく、回を追うごとにより濃厚に(笑)

    式神の伊織だけは感情もあって可哀想でしたが、目覚めた本体が元から邪悪だったので仕方なかったのかな。悪意なく善意から人を不幸に陥れ続ける八百比丘尼が一番不幸かつ恐ろしい存在でした。
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  • 華龍と月龍の皇子

    杉原理生/笠井あゆみ

    最高の攻受ファンタジー!!
    2025年3月2日
    空想モノは名前や設定の認識が面倒で避けています。けれど紙媒体で読んだ薔薇と接吻シリーズの5が出てないか探してこの作品を見つけ、杉原先生ならと購入。久々に大当たりの作品で評価が高いのも頷けました。攻はハイスペなのに能力を抑えなければならない不遇の立場、受はレアな存在なのに色気の低い脳筋強気ポジティブで最強最高のカップルです👍話も攻受の会話も面白くて、設定認識も苦にならず一気読みしました。エロ目的なら肩透かしかもしれませんが、話が面白いので色気がなくても気にならなかったですね。イラストもあって作品によく合っています。この先生の薔薇と接吻シリーズの方も面白いので、異世界や吸血鬼が好きな人は是非読んでみて下さい!
  • こじらせまくった長い長い恋の話

    水無月さらら/マミタ

    合いませんでした
    ネタバレ
    2025年3月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受が男というプライドだけは高く、攻の自分への恋情にあぐらをかいてナチュラルに利用するのでイライラしました。攻が周囲を排除してきたので仕方ない部分はありますが、受が自分の気持ちに気づくまでに何年もかかり、抱き合うに至って「何ならもっと早く強引にきてくれても良かった」とか勝手すぎる。1冊かけて受が攻を好きになるまでの説明で、3分の1位読んだ後は鬱陶しくなり飛ばし読みしました。甘えるタイプなのに上からで受ザマアもないままだったので、限りなく☆1に近い2です。読了はしたので2をつけましたが、合いませんでした。
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  • 決別の塔

    剛しいら

    面白かったです!! …が。
    ネタバレ
    2025年2月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作品は簡単に言うと受の成長物語です。大学で手術ミスを自分のせいにされ山の診療所へ来た受。ほとぼりが冷めて呼び戻されるまで田舎でのんびり患者さんを看るつもりでしたが、実際は救助犬がいて、ドクターがヘリのパイロットも兼ねる救急救命が行われ、麓の診療所では患者さんがひっきりなしというハードな場所。それでも1ヶ月が経つ頃には攻を尊敬して仕事にもやりがいを感じるように。けれど大学への未練も捨てきれず葛藤する受に同僚から電話がかかり…。攻の状況に謎多き始まりで話自体とても面白かったですが、書ききれなかったのか謎がいくつか不明のままで、最後も受の言葉に不穏漂う回答で数行後に終わってしまいすっきりしませんでした。え、また日本出て行くかもしれないの?その時は受を置いていくかもしれないの?的なやつです。恋愛面は初めからカッコいい攻に対し、受がどんどん積極的かつ素直に求めて素敵なカップルでした。受を切った教授も陥れた同僚も因果応報に。ただ山の診療所は何故それなりに設備が整っているのか?ヘリ費用含めスポンサーは誰なのか?同僚は受にその気があったのに何故ゲイの疑いある攻の元へ送り込んだのか?他、撒かれた謎の回収がなかったり気になる箇所がそのままだったのが残念でした。
  • バタキスシリーズ

    崎谷はるひ

    評価が分かれそうな作品
    ネタバレ
    2025年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻がとにかくSなので受が振り回されて可哀想でした。惹かれる気持ちを逆手に取られて最初は下僕のように使われ、女性とのHを見せた後犯され、引越させられ恋人になったのかと思ったら家(何部屋かある)に女性を呼んでHし…。精神的にキツイと受が別れ話をするたび攻は体を懐柔して12年。風邪などで具合が悪くなると付きっきりで看病したりもするので受も気持ちに整理がつかず。攻が女性とのH込みで仕事に必死だった理由は最後明かされますが、12年も囲ってたならもっと早く言えば良かったのに。執着攻ですけど、受視点なので酷さが強調されて痛ましかったです。監 禁もお仕置きも受への気遣いや優しさ、愛を感じられてこそ萌えるんだなと思いました。
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  • 悪い奴ほどよく眠る

    篠崎一夜/香坂透

    読了まで時間がかかりました
    ネタバレ
    2025年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1ページの文字量を多く感じて読了まで時間がかかりました。お得と言えばお得ですけどなかなか進まず、休憩を入れたり他作品に寄り道したりで読了しました。 作品は交通事故に遭った受が10年近く経って目を覚ますと天涯孤独となっており、事故前の高校時親友が金銭を含めて生活の面倒をみてくれるというもの。受は起きた途端体が自由にならず、母は他界し義父も行方知れず、親友は一気に年を取って男らしくなっておりで戸惑いを隠せません。親友の攻に申し訳なく思っていると、キスをされ風呂に入れがてらイタズラをされて混乱し…。攻は高校時から受が好きで狙っていました。告白しようと呼びつけた日、そこへ行く途中の事故で受は昏睡状態に。攻は実家家業の病院を継ぐ気も医者になる気もなかったけど、罪悪感と共に受の目覚めを信じて医者となり傍に居続けます。最初は混乱し攻を受け入れることはできないと思った受も、徐々に過去を知り思い出していく中で攻の変わらぬ優しさに心が傾いていき。攻はとにかく受を囲い込む気満々で、体が自由にならない受は最初抵抗らしい抵抗もできぬまま好きにされるので可哀想でした。おまけに居候で生活一切を攻に見てもらっているので、逃げる場所もなく弱みを握られているも同然。けれど冷静に状況がみえてくるに連れ攻の優しさと忍耐には感謝と情愛の念が湧いてきます。攻を受け入れて恋人になり、Hが済んだ後「遠慮がない」となじると「遠慮しまくった」とのこと。H描写は詳しく長めだったと思うのですが、2巻以降はもっとエロ割合が増えそうです(笑)
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  • 麻酔科医の策略【イラスト入り】

    春原いずみ/明神翼

    良かったです😊
    ネタバレ
    2025年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他のレビュアーさんご指摘のように恋救の浅香先生が出てきますし笹川臣という人も出てきますが、恋救では臣(おみ)、こちらは(しん)です。話し方もイメージも違うのでパラレルワールドと思って読むのが良さそうですね。

    攻が学会で行った札幌の夜にワンナイトした受と職場で同僚になります。二度と会うことはないはずの攻と再会して戸惑う受。そこでは受は天才的な外科医としての腕があるのに院長から冷遇されていて…。

    過去の手術を失敗だったと苦しみ続けてきた受。浅香先生が麻酔科医として完璧な上、距離を詰めてくるので最初は反発するも懐柔されていきます。親友が身を以て手術が失敗でないことを説明して院長の誤解も解けてハピエンになるのですが、デレて気持ちを認めてからの受が可愛い可愛い。それまでのツンツンが嘘のように甘えます。既視感あるなあ…と思ったら、この先生の「天才外科医の憂鬱」でも受が恋人になってからは攻に激ラブでした。この作品が気に入った方はぜひそちらも読んでみて下さい😊
  • 駆け引きはキスのあとで

    今泉まさ子/タクミユウ

    良かったです
    ネタバレ
    2025年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さん(多分)。攻が受を好きになり落としにかかります。受は男なんて…でしたが、徐々に籠絡されて恋人に。受は攻の店No.1ホストに懐かれたり、昔学費を稼ぐ為に1年だけホストをやった店のオーナーに好きと言われたりとかしますが、受自身にその気は全く無く。けれど独占欲強い攻が勝手に妬いては濃厚Hを仕掛けてくるという甘々な話でした。王道展開ですが受が気の強いタイプなのに攻には心を許すのが良かったです。攻が焦れる割合の方が大きかったので、受が攻の過去や元カノ、元カレに嫉妬する様子も欲しかったなと思いました。
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  • 愛される貴族の花嫁

    遠野春日/あさとえいり

    先生の他作品からするとあっさり
    ネタバレ
    2025年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 結婚間近だった双子の妹の死。結婚には家への援助目的もあり、妹の死の公表前に攻が兄に身代わりで嫁いでくるよう話します。形式ばかりの婚姻だろうと話に乗って嫁ぐと、初夜から毎晩攻に愛されるものの、起きている間の攻は素っ気なくて…。

    受は本命のいる攻が自分との結婚は隠れ蓑にする為で、夜の行為は欲望の捌け口だと認識します。たまたま外出時に見た光景がその考えの裏付けとなり。
    攻の家の都合で屋敷へ居候することになった学生から粘着されて家で一度、旅行先まで追いかけられてまたと襲われるものの、二度とも未遂でそれが攻との仲進展に貢献。誤解も解けてハピエンで終了…となるのですが、最後の方まで攻の気持ちがわからなくて受は焦れます。
    最初は気になる程度だったのが、一緒にいて毎晩愛される内に攻を好きになってしまう受。エロ描写は少なめかつあっさりめだったので、気持ちが通じてからにもう少しページを割いて欲しかったです。
    攻が一生を通じて両親にどうやって受の性別を隠しておくつもりなのか、子供問題はどう考えているのか、受の不安で提起された問題が不明なままだったのが気になりました。
  • 白檀の甘い罠

    春原いずみ/明森びびか

    香道の世界を垣間見れました
    ネタバレ
    2025年2月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2002年初出で古い作品みたいですが、金額の割にページ数がありました。香道を知らない人でもわかるよう、説明が丁寧かつほどほどに書かれてあるので読み飛ばすこともなかったです。受は香道宗家に生まれるも双子の弟とで家庭内差別を受け、疎外感を感じて育った大学卒業後に院へ進む学生。大学を卒業してほっとしたのも束の間、後継ぎの弟が寺の娘との熱愛で婿入りすべく出奔したことで家から呼び戻されます。香道での会を控え、香元を務めれるよう弟子である攻から俄仕込みで教えられることになり…。ここまで読んで、「実は才能で上だった兄が頭角を表して後継ぎになる話か」と思いましたが、そう簡単な話ではなくいい意味で予想を超えてきました。恋愛やエロよりも話や香道の世界の割合が大きい作品でしたね。弟が勝手でイライラしましたが、最後の方でバックボーンを知ればそれまでの言動には頷ける面も。攻は熱いタイプではなく、光源氏のように自分好みの受を気長かつジワジワと囲い込んでモノにするタイプです(笑)受の言動がどこか幼いのが気になりましたが、恵まれた生い立ちではないのにウジウジしないのは好感が持てました。驚いたのは作者様。てっきり香道を習われた方が書いたと思ったら、あとがきを読むとこの作品のために色々お調べになったようで。医療従事者と作家の兼業をしつつ香道の世界までを詳しく調べられており、その努力と才能には脱帽でした。
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  • 愛情契約

    秋山みち花/陵クミコ

    ハピエンだけど間怠っこしいやり取りと展開
    ネタバレ
    2025年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻の父と受の母が結婚。攻は綺麗な母と兄ができて喜んだのも束の間、1年後に義母は義兄を連れて出ていってしまいます。その時のやり取りで受は攻を騙す形となり、追いかけた攻は人間不信気味に。15年が経ち、母の入院を機に受は自分達親子が攻の父からずっと援助を受けており、それが半年前打ち切られたことを知ります。攻の父が急逝したからだとは思っても、母の入院費他のため受は恥を偲んで攻に援助を乞いに行きますが…。攻からの援助を施しとしては嫌だと言う受に攻は愛人の提案をします。受はそれを受け入れ早々に攻が好きと認めますが、昔裏切られた攻はその言葉を全く信じようとしません。受の母も我が儘で、昔の恋人だけを思っていると言う割には攻の父と再婚し離婚後は愛人をしていたり、自分の主治医と再婚を決めたりと言動不一致が甚だしかったです。受が好きと言い攻が否定、でも受に執着して夜の相手は務めさせると攻も人間不信がひどすぎ。毎晩のように行為をしていたら相手が媚びているだけか本心からなのかわかるでしょうに。展開にも攻にも受の母親にもイライラし、途中で何度も休憩しつつ読了。途中リタイアしなかったので☆2はつけましたが、☆1.5位ですね。元々の設定や展開事態は好みだっただけに、作者様の作品に対する筆運びが合わず残念です。
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  • 恋する救命救急医 抱擁2 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    前後編みたいです(後編)
    ネタバレ
    2025年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前編で銃弾に倒れ、救命が成功するも感染症で発熱し苦しむ神城先生。たまの意識浮上で筧君を呼んで叫ぶことから彼がずっと付き添っています。神城先生の手術に尽力したセンターの先生方は、銃創であることから摘出実績がある別シリーズの芳賀先生他を招聘。けれどそこで神城先生の実家が複雑で、同意書がなかなか取れず手術が遅れたことに戸惑いを隠せません。目を覚ましたものの、色々な問題が表面化し、回復の遅れもあって筧君にも当たってしまう神城先生。けれど逆に自分の家族は既に筧君だけだという認識も新たにし、家とのパイプ役の小田嶋さんがそれを認め後押ししてくれて…。恋人の銃撃、手術、昏睡とストレスフルだった筧君なのに、やっと目覚めた神城先生に少し冷たくされるのが不憫でした。けれどそれは神城先生にとって唯一素を出せる相手だからこそ。そんな一途かつ健気に尽くす筧君と、家族愛に恵まれなかった神城先生はある決断を下します。2人の絆が強まり明るい未来を感じさせる最後がとても良かったです。「雨降って地固まる」でした😊
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  • 恋する救命救急医 抱擁 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    前後編みたいです(前編)
    ネタバレ
    2025年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3部作かと思い様子見し、前後編らしいと確認して購入。キング編で攻の神城先生と受の筧君に大きな災難が降りかかる話でした。神城先生は入院したお祖父様に頼まれて名代でパーティー参加。主催者への付き合いでクラブへ行き、そこで運悪く事件に巻き込まれて銃撃され…。このカップルは筧君の方が振り回されたり辛い思いをしている気がするのですが、今回もそう。勤務先に恋人が運び込まれ、心臓で玉が止まっている状態なんて自分の方が心臓止まりそうです。先生方が総出で救命を試みようとし、筧君はずっと傍にいます、どうか神様…と必死に願うところでto be continued でした。
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  • 雪花の契り

    秋山みち花

    エロが良かったです(笑)
    ネタバレ
    2025年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 学生時に受の父が攻の家を破産させることになり、受は良かれと思って父に頼み匿名で攻のアメリカ留学を援助します。相手へのプライド尊重と父からの戒めの言葉を胸に破産後は攻との面会を拒否し、8年後に攻の帰国で顔を合わせた受。自分の攻への気持ちが恋情だったと自覚するも、攻の帰国目的は受への復讐で…。受には学生時から言い寄っている同級生兄の当て馬がいますが、これが純粋に受を好きないい人で最後まで不憫でした。受は攻に当て馬との関係を誤解されて夜会でいかされ、「最初は好きな人がいい」と攻を挑発して1回、家の為に当て馬と寝ようとして邪魔が入り攻に致され1回、恋人になってから1回と中盤からはエロが多かったです。受も攻が好きなので最初から乱れて気持ち良くなっており(笑)誤解が解けて恋人になってからは、どこまで当て馬としたのかを聞き出そうと執拗に受を乱し愛する攻の独占欲も良かったです。程よい焦れや誤解、受の貞操危機などがあり、けれどそれらを上回るお互いへの恋情が溢れており読了後の満足度が高い作品でした😊 同級生が攻に纏わりついたり、当て馬の兄(母違い)に対抗意識を持っていたりするみたいなので、この辺りを掘り下げた続編が欲しいですね。受が攻と同級生との仲を嫉妬したり、兄への対抗意識が恋情故とかだったりすると面白そうだなと思いました。
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  • 純情秘書の恋する気持ち

    名倉和希/佳門サエコ

    面白かったです
    ネタバレ
    2025年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新卒で入った会社で先輩に苛められて辞めた受。復調し伯父が人事部にいる会社へ中途採用で入って1年経った頃、最初の会社で助けてくれたことのある営業の攻が部長としてヘッドハンティングされてきて…。仕事はできる受が転職した会社で後から入った攻に重宝されます。仕事の御礼にご飯に誘われ、気持ちを知られたくない受は一度だけと誘いを受けるも攻が受を気に入り距離を詰めます。攻に反発する社員の存在を知った受は対策を取り、紆余曲折あって攻と恋人になるのが前編。後半は順風満帆の受が最初の会社で自分をいじめた先輩に遭遇。連絡先を知られたことで電話やメールに悩まされ、自分と攻とのことを攻の部下に知られていたこともあり少し拗れるも、攻がストーカー先輩に話をつけてくれて雨降って地固まるとなります。受が弱気かと思うと思い切った行動に出たり時としてはっきり言ったりするのが新鮮でした。攻もすんなり受を好きになったと思ったらバイだったとのことで納得。自分に自信なく最初の会社で苛められて臆病にもなった受が、過保護で粘着気味の攻に激甘に甘やかされるのが良かったです。何とか同棲に持ち込みたいみたい攻ですが、策士ですし受も遠くない先に陥落するでしょう(笑)割れ鍋に綴じ蓋な恋人に幸あれです😊
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  • 螺旋の花

    沙野風結子/兼守美行

    暗くて重い話でした
    ネタバレ
    2025年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 輪廻転生に科学的要素もくっついたSFな話でした。過去世から20歳を迎える前に死ぬ受とそんな受を守ろうと対で生まれ変わる攻。受には今生の記憶しかなく攻には過去世からの記憶がありますが、何故か今回は受が21歳まで生き記憶も徐々に取り戻していきます。その中で神社跡取りの同級生の少女と准教授でもある彼女の兄も自分達と因縁があり、受は過去からずっと准教授に傷つけられ破滅させられており…。最後はハピエンですが作品全体が暗くて重かったです。今生の攻は受が小さい時に亡くなった従兄弟でもあり体を乗っ取ったという意味ではそうでもないという微妙な位置づけに加え、従兄弟の両親も出てきて悲しい現実を知ることにも。准教授が壊れたのでやっと彼との因縁が切れ受の不幸にもピリオドが打たれたようですが、終わってみれば当人達と同級生少女は良かったものの、従兄弟両親には悲しみや苦しみが残ったので何とも…。お互いへの執着という点では比類ない話だと思いますが、読了後に重さが残りスッキリしない読了感だったのでこの評価です。好みの問題ですので、執着に重きを置いたりヘビーな話が大丈夫な人、話の面白さで評価される方には高評価な作品だと思います。評価を下げてすみませんが私には少し合いませんでした。
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  • 偏屈なクチュリエのねこ活

    月村奎/野白ぐり

    受を見守りつつも囲い込む攻がイイ
    ネタバレ
    2025年1月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 不憫な生い立ちの受がアイドル時、優しくしてくれた年上の俳優(当て馬)と恋人になります。慕っていただけだけど自分への愛情の喪失を恐れてHも受け入れて我慢。けれど婚約者のいた当て馬のストーカーとして世間からのバッシングと共に事務所解雇を受け、逃げるように行き着いた先で攻と知り合い…。最初見事なまでの塩対応な攻が最後は盛大にデレるのが良かったです。ぶっきらぼうながらも受を追い出さず面倒をみて、まさしく拾った野良猫の面倒をきちんとみる飼い主のよう(笑)愛情に飢えた受は攻のところで人を愛し大事に思うようになり、精神面・生活面共に成長していきます。勿論連動して攻への恋心も。攻のご近所の顧客も元嫁もとてもいい人で、受へちょっかいをかけてくる当て馬もそんなに悪い人ではなく、最後は攻が振り切れたデレを見せとても満足度の高い話でした。ただもう少し焦れや妬心が欲しかったかな…とも。いい話で悪い人もいなかったせいか、感情を揺さぶられる振り幅はそんなに大きくなかったため☆4になりました。
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  • したたかに誘惑

    あすま理彩/石原理

    良かったです
    ネタバレ
    2025年1月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2cp入ってまして、前半と後半があります。あらすじにあるのが前半ですが、受が強気かつ飄々としており攻は徐々にはまっていきます。同時に受が罪を犯すような人間ではないと思い始め、流された情報と、受と同じ財務省後輩の話から確信は強くなっていきます。事態は急展開を見せ、終わってみれば攻は完全に受の掌の上でした(笑) 後半は前半で攻が話を聞いた財務省後輩の2人の話。部署は違えど同じ職場で、受はずっと攻に片想いしていました。そこに受の片想いを知る大学時の先輩が上司で着任。攻が不正をしていると聞かされた受は「そんなはずない」と自分で証拠を確認しに行き、疑われたと知り怒る攻から口封じに強◯されます。受はショックを受けつつも親友を疑った罰だと思い諦念。けれどその後も攻の家で職場でと行為を重ねられ、激しさに勘違いしそうと思った矢先に攻が卑劣な上司から受を奪取。誤解が解けて更に熱い関係になった2人でした。 エロは後半の方が多めかつ激しめ。一度受をモノにした攻のたがが外れ、上司への嫉妬も加わり受を翻弄します。前半は駆け引きめいた2人でしたが、後半は受の恋情を上回る期間と熱量で攻が受を囲い込むのが良かったです。だけどこれ…両片思いだから良かったものの、そうでなければセクハラかつ犯罪です😓2008年の作品のようで、今の時代とのギャップも感じた作品でした。
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  • 恋と愛の境界線

    遠野春日

    可もなく不可もなく
    ネタバレ
    2025年1月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受視点ですが淡々としておりさらっと読了。もう少し切なさが欲しかったなと思います。受は事件の捜査で後輩(攻)と組みます。受は両親から愛されず母から虐◯を受けた過去があり、対人では素っ気なく距離を置きがち。けれど攻のそばは居心地が良くて自分の気持ちが分からぬまま惹かれていきます。捜査中に先輩とその恋人を見て羨望を抱き、自分も攻とそうなりたいと自覚が芽生え始め…。人に失望したくない、されたくないと自分の殻にこもる受の成長物語。ワンコ攻が早々に告白し、ウェルカムの状態で受の気持ちが固まるまで待ってくれます。事件が解決すると共に恋人になってのハピエン。ただお気をつけいただきたい点があり、受はHが初めてではありません。法医学者でセラピストの人がおり、過去になだめられるような形で2回同衾したそう。本編ではこの2人にも会話にも色っぽさはありませんが、そういうことだそうですので留意してお読み下さい。
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  • 花と手錠

    橘りたか/あじみね朔生

    愛情・憎悪が矛盾しつつも表裏一体な話
    ネタバレ
    2025年1月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ページ数・内容共にボリュームがあるので時間がある時に読むことをお勧めします。3時間ドラマを見終わった位の読了感でした。攻はセキュリティ会社の役員、受は警察(SIT)で高校では同級生かつ恋人でした。子供を人質に取っての立てこもり事件で再会し、事件の発端が攻のセキュリティ会社一族へのネット書き込みかつ社長である攻の異母兄からの捜査依頼を受け、受は同僚とのバディで聞き込みを始めます。受は自分を憎んでいるはずの攻が絡んできたり、助けてくれたりするのに困惑し…。受は中学の時にストーカーに拉致◯禁され救出に来てくれたSIT父を殺されたトラウマがありました。攻は7歳の時母が無理心中しようとしたのを拒否したことで受の父に母を逮捕され、その後自◯した母を奪ったのは受の父だと憎悪していました。受の事件がニュースで流れた後に高校で受を見つけた攻は復讐のため友達に。人への拒絶激しい受は攻にだけ懐き恋人となって2年が過ぎます。高3で叔母に攻の正体を知らされそのことを話した受は強◯され学校へ行くと攻は渡航。事件で再会するまで10年が過ぎ…という過去が、本編の事件解決までと共に少しずつ織り込まれ明かされていきます。攻は受の父と受を憎悪、受は自分を騙して復讐で近づいた攻を憎悪、でもそれと同じ位相手への愛情・執着が切り離せない…という葛藤あふれる両片想いの2人でした。はっきりとは書かれていませんが、受は中学の拉致監◯時には凌◯されたと思われます。そして作品内では現在の攻を苗字「篠宮」で、高校時の回想では名前の「宇内(ウナイ)」と受が2人を区別するような呼び方をしています。事件は捜査を進めていくと思わぬ様相を見せ、解決と共に2人は矛盾を内包しつつも大人になったことで自分の気持ちに嘘はつかないと過去に決着をつけます。致す描写はお互いとのみですが、他のレビュアーさんが書かれている通り攻が強引で甘さは控えめです。それでも受は気持ちよくなってしまうので、嫌よ嫌よも好きの内で憎悪と同じか上回る愛情があったんでしょうね。面白かったですが恋人に戻ってからのHはもう少し甘さが欲しかったです。お互いへ執着が見え隠れするものの全体的にシビアなので、好み的には☆−1となりました。
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  • 嘘とホープ【イラストあり】

    ひのもとうみ/御景椿

    面白かったです
    ネタバレ
    2025年1月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 学生の時に勘違いから片想いする攻に殴られた受。ショックと恋心を心の底で引きずったまま親会社で攻に再会。気まずく思いつつも挨拶すると、攻は受のことが記憶になく更に軽いショックを。営業の受と設計の攻は仕事や周囲を巻き込みながら徐々に距離が縮まるも、受の持ってきた仕事が思わぬ厄介な仕事となり…。学生時には受の方がコミュ障だったのに、社会人になると立場が逆転していたのが面白かったです。読み進めていくと2人とも根っこは変わってなかったようですが(笑)受はゲイで大学から暫く遊び、恋愛はもういいやと思っているものの3年にも亘り誘い続けてくるお得意様がいます。今回もお得意様経由で大きな仕事が入り、攻は2人の距離にモヤモヤしつつも設計を許諾。ところが着工近くなって店子の施主が設計にダメ出しをしてきて、リトライを繰り返す内に攻と喧嘩に。激怒した施主にもう一度会わせてもらう為、受はお得意様とのワンナイトを承諾し…。ノン気攻は真面目かつマイペースな頑固君で、人に興味がないので受のことも本当に忘れていました。けれどアクシデントで受がキスして狼狽するのが記憶をかすめて徐々に思い出し、それと共に受が気になる存在にもなっていきます。最後にはむしろ攻の方が受を束縛気味の独占欲強々彼氏に。当て馬のお得意様は本当ーに気の毒としか言えない役回りでした💦エロは最後と後日談で。受の過去は説明だけで攻以外との描写はありません。お得意様とは…「気の毒な役回りだった」とのことで 推して知るべし です(笑)
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  • 深山と七瀬はまだ友達?

    ナス子

    絵が綺麗なジレジレ展開
    ネタバレ
    2025年1月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受が攻を好きになり、攻も受ともっと話したいと思っており、共通の趣味から仲良くなりちょい魔性の無自覚受に攻もドキドキし始めるという話でした。全体的には繫がってますが、単話をつなぎ合わせて一冊にした印象。当て馬はおらず、攻受共に言うことは言うタイプなのでテンポ良く進むも、二人の仲は勘違いもあってノロノロと(笑)エロは最後にですが、あっさりかつ数ページなのでそこに重きを置く人には肩透かしかもしれません。ページ数は多いですが、金額が金額なので照らし合わせるとむしろ少なかったかも。これで1000円以下だったら☆3は付けたんですけどね。
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  • 絶体×絶命

    岩本薫/宮城とおこ

    テンプレかつ予想通りの攻ザマア
    ネタバレ
    2025年1月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 陽キャ高校生で手に入らないものがなく倦んだ日々を送る攻。レアなビンテージデニムを友達に提示され、「受を落としてバックバージ◯を奪い撮影」ができるかを賭けます。陰キャ受はいきなり近づいてきた攻に戸惑うも、元々憧れていたこともあり言いなりに。丸め込まれ致された後は攻から無視され、賭けのことを知り、気まぐれ美術教師の助けを借り自分を変えようと一念発起し…。攻が屑過ぎ、展開がテンプレ過ぎ、でした。陽キャに変身した受への罪悪感や美術教師・モブへの嫉妬で攻は日々ジレジレ。最後美術教師に手籠めにされかけたところを攻が救って〜ですが、いくら何でも調子がよすぎです。だってその時、攻はタイミング良く美術教師の松濤のお屋敷に忍び込んでるんですよ?結局受に謝罪し恋人になりますが、テンプレを貼り付けたような内容と都合が良すぎる展開でこの評価になりました。唯一、攻が撮影映像を誰も見ぬまま破壊した点だけは評価ができました。
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  • 花嫁執事

    岩本薫/佐々成美

    思ったより話がしっかりしていました
    ネタバレ
    2025年1月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 幼少期に大好きだった幼馴染と過ごした屋敷へ執事としてひとり立ちし戻った受。けれど当主が変わっており、新当主は幼馴染だった攻。騙した状態での2年契約に憤るも、執事としてのプライド、攻の食生活と余命宣告された旧当主への心配などから務めを果たすことに。そんな受に攻は偽装花嫁を依頼し、それは攻が旧当主に認められ養子縁組するのに必要な条件で…。

    イギリスからの帰国子女の受が、騙され無茶な偽装花嫁を頼まれ、しかも旧当主のお眼鏡に叶うか面会翌日から住み込みでヘルパーの補助をすることになり(数日)…と、あり得ない話なのに「昔世話になった旧当主を少しでも楽にしてあげたい」「ご主人様(攻)の不規則な生活を何とかしたい」という受目線の執事プライドと、先生の筆の上手さで違和感なく読み進めてしまえました(笑)「これこのままだとモヤモヤするなあ」というポイント回収も抜かりなく、成り金になった攻が屋敷を乗っ取ろうとしたのにも隠された理由があり、受と別れてからを思うと納得できるものでした。

    エロは簡易祝言後の無理矢理(?)初夜と、恋人になってからと。攻に翻弄される無垢な受が良かったです。初めてでも気持ちよくなってしまったのは受の素質か攻が手練れだからか(笑)続編で攻の過去の相手などが出て来て、受が嫉妬する話が読みたいなと思いました。最後に気になったのは受のご両親へのカミングアウト。執事で日本へ戻った息子が花嫁にもなったと知ったらもう一波乱ありそうですね。
  • あなたのものにしてください

    夕映月子/秋吉しま

    スロー過ぎる展開と受が合いませんでした
    2025年1月11日
    受が過去にレ◯プされた訳でもないのに、男性から性対象と見られることに過剰反応し過ぎに思いました。性格的に潔癖だったゆえかもしれませんが、高校時にはゲイだと気付いたならそこからは成長や自助努力も必要だったのでは。箱入りの男性版、面倒くさい性格の上に攻を待たせておいて独占欲はあってさりげにわがまま…と、受が好きになれず共感もできませんでした。いっそ受ザマアで攻の過去の相手が出てきて、そちらとくっついてくれても良かったかも。ずっとお預けを食らってもよそ見せず、ひたすら受からのOKを待ち続けた攻に敬意を評して☆2つです。
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  • パーフェクトな相棒

    良かったです
    2025年1月11日
    2008年初出みたいでサクサク読めました。面白かったですが、全体的に展開が読めて犯人も予想通りの人。2人の掛け合いやエロもじっくり書き込まれている訳ではなくあっさりめでした。けれど決して貶しているわけではなく、初期の頃だとこんなものだと思いますし話は面白かったです。むしろレ◯プシーンもあっさりめだからこそ救われる感じで、その後の攻との甘いHとの違いが際立ってました。読了感がいい、面白いけどあっさり読みたい作品をお探しの時にはお勧めの作品だと思います。
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  • 残酷な指が狂わせる

    /山田シロ

    良かったです
    ネタバレ
    2025年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校〜大学時に自分の気持ちに気づけず攻と別れてしまった受。別れてから好きだったと認識しても時すでに遅し。心では攻を思いつつ社会人となり、取引先担当者交代で攻と再会し…。2年弱付き合っていて気持ちに気づかなかったというのに疑問を感じますが、同性同士・忙しい中周囲にバレないよう少ない時間で・徐々に気持ちが育った…みたいなので、そんな人もいるのかなと思いました。けれど受ザマアで、昔受が積極的な攻の熱量に応えられなかった分、再会後の攻がことごとく受の気持ちを袖にします。昔は気持ちが追いつかず後悔した受はもう離れたくないと食い下がり、夜にチャンスがあると誘いもするし抱いてもらう為には順番待ちしているからと告げるほど。ワンナイト後は膠着状態となるもトラブルからの雨降って地固まるでやっと元サヤに収まります。後半は受が過去の猛省と共に攻がどれだけ好きか、努力しようとしているかが伝わり、更に熱い夜を迎え絆を深めてのハピエン。ただ受ザマアではありますが、攻としてはむしろ自分から受の身を守ろうという気持ちからだったので、お互いが苦しかった訳ですね。 MVPは2人の後輩の松山君。恋人に戻れたのは間違いなく彼のナイスアシストとフォローのおかげです。話としては☆5ですが、再会後必死の受に対して、ワンナイト時の攻からの受イジメがちょっとやり過ぎに感じたので☆−1になりました。
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  • 恋とアフタヌーンティー【イラスト入り】

    妃川螢/梨とりこ

    良かったです、受は策士攻の掌の上(笑)
    ネタバレ
    2025年1月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 少しシンデレラっぽい話でした。ホテルのアフタヌーンティーが趣味な受。同世代男性を2度 目にし、気になっていると先方から声をかけられます。(攻は他ホテルでも受を見ていて3度目) 連絡先を交換し、何度かアフタヌーンティーを共にした後、週末に夜のシャンパンアフタヌーンティーを紹介されるとスイートルームでのサービス。酔わされて攻に美味しくいただかれた受が翌週出勤すると、人員補充で紹介された新人は攻で…。脅迫され、受は平日は部下、週末はセ◯レのようになった攻と日々を過ごします。そして気持ちに変化が起きた頃、自分の不注意もあって仕事では大きなトラブルに見舞われます。ちなみに攻が受を見初めるも上司部下になるのは偶然だったよう。攻は「3度目は運命」と言っているので、まさに運命だったんでしょうね(笑)受も攻に惹かれていることを自覚し、トラブルもそうと気づかせぬよう助けてくれたと思ったら攻からは突然の関係解消勧告が。連絡も取れなくなり、打ちひしがれて世間体を気にしていた自分を反省していると攻が現れ…で、後は読んでお楽しみのシンデレラストーリーでした✨早くから攻に囲われるのでエロは序盤、中盤、終盤とあり、適性があった受を攻が熱烈に愛しますので描写もまあまあの長さです。そうかと思うと食品物流の世界も仕事もしっかりと書かれてあり、仕事・恋愛・エロと話としてのトータルバランスが良く、読了後の満足度がとても高い作品でした😊
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  • 恋情の雨が君を濡らす

    鳩村衣杏/あさとえいり

    重いけど深い
    ネタバレ
    2025年1月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ページ数があり、思ったより話が複雑でした。初めて男性を好きになった割には攻が一直線で、これは実は受に騙されてたけどの復縁コースかあ…と思ったらそう簡単な話ではなかったです(汗)恋人になるには相手が好きという気持ちと共に、信用や信頼も同じ位必要なんだと思いました。攻は受をこよなく愛しているのに、受の嘘が多すぎたせいで何も信じられなくなったのが辛かったです。受はゲイで経験豊富っぽく書かれていますが、案外そうでもないのかも。乳首が大きく感度がいいそうですが、その秘密は最後に明かされます(笑)個人的にこの話で重き存在の子供が生まれるまでの経緯へは賛同できず、モヤモヤしたのでこの評価です。
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  • リスキーなくちづけ

    秀香穂里/氷栗優

    イラスト入り、初期の頃の作品らしい感じ
    ネタバレ
    2025年1月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お金が必要になった受が会員制ホストクラブで雇ってもらえることになります。スレてない受にオーナーは色気を出させるため「僕を好きになって」とキスをします。ゲイでないのにキスで気持ちよくなり、オーナーを意識するようになりますが…。受は大学生で、両親を亡くしており妹と2人暮らし。妹の面倒をみつつバイトをしています。仕事に慣れるのと比例してオーナーへの恋心が加速。妹のことやお金のこと、オーナーの過去恋人と噂ある人などでバタバタするけど、全般受がから回ってオーナーがサポートや問題解決をしてくれます。Hも初期作品らしくあっさりめ。可もなく不可もなくという感想ですが、美麗イラストが良かったです。
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  • 兄弟(仮)!

    和泉桂/のあ子

    設定いいのにもったいない
    ネタバレ
    2025年1月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全般攻視点。父の再婚でできた兄に一目惚れ。部屋で兄が同性と行為しているのを目にし、次の相手と別れる際にトラブルがあったらしく「なら俺にもさせろ」とセ◯レを申し出て3年。両親が海外で不在な生活で、感情の起伏の小さい兄に尽くすのも、シェアオフィスで兄が懐いている人は褒めるのにもしんどくなった頃、実は兄が外や仕事ではそれなりにできる人だったと知る。兄にとっての自分の存在意義に疑問を持ちシェアオフィス内に恋人がいると思った攻は、バイト先の先輩の勧めでシェアハウスに移り住むことにし…。兄の喜怒哀楽がわからないので、攻は好きでやっていた世話も兄にとっての自分は家政婦扱いなのかと落ち込み始めます。攻視点なので読者も攻に同情的に読んでしまいますが、実は受の言動は攻の言うことを忠実に従ったからこそ。なので後半に受視点で、誤解された言動は受がいかに攻を好きでそうなったかがあればかなり満足度の高い作品になったんじゃないかと思いました。攻が好きなのに彼氏を作って部屋で致していたのも、彼氏は攻に似た背恰好だったみたいですし、彼氏も「自分の事が好きなのかよくわからない」と言っていた位なので、本当は攻が好きなのに告白できないため他の人を身代わりにしていたのかも。攻も最初に兄という言葉で受を縛らなければ良かったかもしれませんね。そうすれば受は早々に攻が好きと告白し、他の人と関係を持つこともなかったのかなと思いました。話にページが割かれていて、この先生の作品としてはエロは少なめかつあっさりめだと思います。
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  • 硝子の花束

    杉原理生/佐倉ハイジ

    攻と受の兄に怒りを覚えました
    ネタバレ
    2025年1月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻(脩一)×受:(瑛)。受の兄:(雅紀)と攻は短期間恋人でしたが別れて間もなく雅紀が事故死します。その後攻は精神不安定になり受が慰めるものの、行為の時に攻が無意識に「雅紀」と言ったことで、受は攻が自分を受け入れたのではなく兄の代わりにされたのだと気づき…。元々攻と受が仲良くなり、離婚で母と暮らしていた雅紀は1年後に2人と合流します。攻が弟に特別な気持ちを持っていると思った兄は攻を牽制。攻と雅紀は受より6歳上で、攻は祖母と暮らしていました。祖母が亡くなった時に兄に抱きつき泣いていたのを見た受は、攻が自分より兄を頼ったのにひっそり嗚咽を漏らします。攻が雅紀に恋情を持ち始めたのはこれがきっかけかと思いましたが、全編を通して受が可哀想かつ一番大人に思えました。兄と攻は受を可愛いと言いながら遠ざけ、大事に思っていると言いつつ共に受の気持ちに気づいていながら恋人になったように書かれています。攻も6歳下の中学生だった受の前では泣けず友人だった雅紀への気持ちが大きくなっていったかもしれませんが、兄も攻も自分勝手すぎると怒りが湧きました。大学生になった受はバイト先で兄のことを好きだった本宮と知り合いますが、こっちか、もしくは兄と攻の共通の友人の円城寺と付き合った方が幸せになれたかも。全編通して受ばかりが必死に攻を追いかけ、我慢して切なさや寂しさを抱えているように書かれてあって不条理を感じました。攻には盛大なザマアがあって当然だったのにそれも無し。なので受がモテまくり、攻ばかりが妬心で苦しむような続編が出ないかなと思います。それでも10年以上攻を慕い、受が兄と攻からされた仕打ちには足りないと思いますが。…とまあ、恋人になるまでがあまりにひどすぎて、ハピエンなのにそれが霞み経緯への怒りの方が上回った作品でした。
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  • 暁に抱きしめて

    水月真兎

    浅くて軽い…
    ネタバレ
    2024年12月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙イラストを気に入り購入した作品。医大を目指す高校生×No.1ホスト。受が祖父の葬式で帰省すると、同性で8歳も下の従兄弟がカミングアウトと共に自分を抱きたいと言ってきます。色々相談に乗り、連絡先や店などを教えて帰路についた受。後日やってきた攻にお店を見たいとねだられ、帰宅後押し倒され…。押し倒されるとあっさり受け入れる受に違和感がありました。過去に同性恋人もいたとそうですが、久々に会った従兄弟から好きと言われて1週間で自分も好きになって受け入れられるもの?後半は昔の写真家恋人が受にモデルを依頼してきて断るも、しつこさに負けてスタジオへ。撮られる内ヌードになり犯されそうになって逃げ帰ったところに入試後の攻が。…恋人がいるのに危機感なくヌードになるってどうなの?あとホストという仕事柄、女性は仕事の一環で別腹とばかりにアフターに誘われると関係しているようです。受自身も恋人になってからはどっちが年上かわからない幼稚さで、色々あり得ないなと思った作品でした。
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  • こい、こわれ【イラスト付】【電子限定SS2本付】

    椎崎夕/ゆき林檎

    意思薄弱な受とちょっと強引な攻
    ネタバレ
    2024年12月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前職場で彼女に利用され、二股をかけられた挙げ句に相手の先輩:姫川に悪者扱いされて辞めた受。今度の職場では上手くやろうとするも、初日に先輩:三橋(男)が攻に告白して振られる現場に居合わせ、営業に配属されたことで同期にも妬まれます。攻に緊張して上手くコミュニケーションが取れずにいたところ、三橋が受のメンタルフォローを。攻に三橋を悪く言われた受はつい反論し、その物言いで攻が見方を変えたようで…。前の彼女が結婚式に出て欲しいと受の職場にまで電話をかけてくるのに呆れました。また先輩:姫川が、その後真実がバレてハブられた彼女が悪者扱いされないよう自分達の結婚式に出ろと脅迫するのにも呆れました。けれど三橋には「攻を恋愛感情で好きになることは無い」と言い切ったのに攻を好きになり、本気にはならないという攻に「セ◯レにならしてもらえるだろうか」とか思う受にも呆れ、ところどころ人や考えに違和感を感じました。前職場の元カノや先輩も問題だけど、受も受で自分のことしか考えてないような…。勿論受は三橋へ悪いという気持ちも持つのですが、お世話になった割には罪悪感を小さく感じました。それに全般的に受が煮えきらず中途半端だったのが問題に思えて好きになれず。焦れる切なさもあり話は好みでしたが、登場人物の性格や考えに違和感が多かったのでこの評価です。意地悪な振りして大人な三橋さんが一番まともでカッコいいと思いました。
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  • undercover

    水壬楓子/水名瀬雅良

    面白かったです
    ネタバレ
    2024年12月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻と受の騙し騙されで、攻に軍配が上がったかと思うと受の掌の上…で楽しめました。受もツンツンでHの時と最後だけちょいデレ位の気位高い美人。黒幕は意外すぎて全く読めなかったですね(笑)面白かったですけど、事件がメインなのと受がツンなのとで甘さはあまり期待しない方がいいかもしれません。話がメインでBLは添え位に思って読むといいかも。続編を期待させるようなラストなので、攻にデレた受が読みたいなと思いました。
  • 猫屋敷先生と縁側の編集者 【SS付き電子限定版】

    砂原糖子/笠井あゆみ

    面白かったです
    ネタバレ
    2024年12月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家で年下攻の担当となった受。攻にゲイと誤解され体と引き換えに作品をゲットするも、実は初めてでその後も痛みに耐えて行為を受け入れます。体調不良の時に心折れ痛いと言ってしまうと、横柄だった攻は謙虚に。その後も原稿を上げてくれ、受も攻への気持ちに変化が起きた頃、攻が大学時に好きだったらしい相手もラノベ作家として復活し、自分は彼の代用だったのではと疑念が湧き…。横柄かと思えば受の言動にオロオロする攻が猫のようでもあり、犬のようでもあります。受は意地っ張りで最後の方まで「好き」と言わず、付き合っているとも認めないので子供っぽさでは大差がないかも(笑)後半で受は他の作家の臨時担当となり一緒に取材を受け温泉逗留にも付き合うことになるのですが、なんと引きこもり攻はそこまで追いかけて来て自分以外と本に載った受に「自分を恋人だと認めろ」と。その現場に居合わせた当て馬作家がケガをし、代作を攻が書き上げた後に致す中で好き…って、やっとかーい!な引っ張り具合でした。ちょこちょこ笑いを誘う表現もあり、シリアスさともいい塩梅です。でも攻の必死さを利用して手綱を握ると言うか掌の上で転がしていると言うか、受が狡く感じて好きになれなかったので☆−1です。
  • 終わることのない悲しみを

    夏乃穂足

    長い冬の後に訪れる幸せ
    ネタバレ
    2024年12月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受が攻への恋情を認められぬまま離れ、再会し、攻の隠された真実を知るにつれて怒りが戸惑いに、そして紆余曲折の末恋人になる話です。 高校で絵の才能に恵まれた攻と出会う受。攻が自分を特別扱いしてくれることに喜びを感じ性的な夢まで見ていたのに、中学の時のトラウマから気持ちに蓋をします。受を好きだった同級生の従兄妹は、攻から奪いたい一心で攻と関係して嘘をつき2人の仲を裂きます。その時にできた子供を育てる為受は従兄妹と結婚しますが、生まれた子供は心臓の病気で手術費が必要となり…。受は中学の時に同級生から告白され、拒否後苛められ、その後の出来事でトラウマがありました。手術費入手後に攻から致された後は怒りや屈辱でいっぱいですが、そのお金を工面するのに攻がどれだけ労力を払ったかを知り、また攻が家族に恵まれなかったのみならず、自分同様にトラウマがあることを知ります。絵の仲介者、真矢が過去に何度か攻に抱かれた事があり、攻を欲するパトロンもいることを知った受は、モヤモヤすると共に攻がいつまでも自分を好きでいる保証がないことに気づき…。エロは最初の無理矢理後、同居1週間目、受の気持ちが軟化した頃、そして東京で再会後、おまけで(受が攻の元へ戻った時の回顧)と、描写の長い短いはあれどちょこちょこと。 作品としては内容盛りだくさんでトラウマがあった受も可哀想ではありましたが、自分の気持ちを認めるまでが長すぎる😓 色々難しく考えすぎでは?と思うと同時に、高校時に受が自分の気持ちを認めていたら従兄妹も諦め、その後ややこしくなることはなかったんじゃないかと思いました。そして因果応報で略奪愛で受と結婚しても幸せにはなれなかった桃子。彼女の取った行動は最低でしたが、最後は2人の仲を認め、遺伝子上の父である攻、育ての父である受を共に真由ちゃんの父としたことで彼女自身も救われたのではないかと思いました。受が煮えきらずもどかしすぎて☆5には至りませんでしたが、焦れ焦れがお好きな方にはお勧めの作品だと思います👍
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  • 強がりでも本気でも

    きたざわ尋子/高宮東

    スパダリと元彼に傷ついた受
    ネタバレ
    2024年12月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元彼が就職して先生となり、未成年を理由に振られた受。実家が隣、親も顔見知り、現住所も近くで、親から送られるもののお裾分け(強制)など、縁を切れずで鬱々と過ごします。偶然知り合った攻が元彼と重なり、逢瀬を重ねる内に気持ちはどんどん傾いていき…。攻が受に一目惚れで、この先生お馴染みのスパダリです。落とす気満々で受を甘やかすので、元彼と重なる部分を感じていた受もすっかり攻の虜に。早々に恋人になるのでエロもそれなりで甘々。最後には元彼ザマアもきっちりありますので、スパダリかつ甘々を読みたい人にはお勧めです。☆4止まりなのは、もうちょっとトラブルがあっても良かったかな〜と。元彼も自己中ですがあっさり引き下がりますし、恋人になってからは2人のイチャイチャで終わったようにも感じました。
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  • 君と飛ぶ、あの夏空 ~ドクターヘリ、テイクオフ!~

    春原いずみ/逆月酒乱

    ソウルメイト
    ネタバレ
    2024年12月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大学時に一度、救命現場で5分ほど話した2人。攻は陽キャで受は陰キャ。受は奨学金をもらって通っていた事もあり勉強とバイトで大学生活を終えます。卒業間近に出生の秘密が明らかになり、人からの誹謗中傷や口撃などで心に傷を負い今の病院でフライトドクターに。そこに攻も赴任してきて、どうやら攻も大学内トラブルで追い出されたようで…。受にとっての大学生活は攻と話した5分間だけが光り、その後も心のよすがとなるようなものでした。受は問題があって攻も自分と同じ病院へ赴任したことを知るものの、縁を持てたことに喜びを感じ追求はしません。その内攻が知らない人と揉めていた現場に居合わせた受は、攻から過去を打ち明けられ、気持ちが同じであったことを確認し…。お互いに相手の傷ごと包み込むような優しさを持ち、言葉を交わさずとも考えていることのわかる2人がソウルメイトのようでした。エロは気持ちが通じた時とエピローグとで2回ほど。作者様が医療従事者ですので、臨場感溢れる現場や症例を交えつつで面白かったです。☆4なのは、恋救を陽とすると陰のような作品だと思ったから。ハピエンですし明るい未来を示す終わり方ですが、過去が明らかになるまでの前半が長く、どこか影を感じさせる作品だと思いました。
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  • 警視庁十三階にて

    春原いずみ

    他作品とは一線を画す作品
    ネタバレ
    2024年12月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 春原先生の作品の中ではシビアというか甘さ控えめに感じました。警察、しかも公安の話だからかな?他作品でも強引な攻はいますが、今回は1巻で受が攻に強◯され、攻も自覚の上です。いやー、フィクションとはいえ警察官が気持ちのままに犯罪を犯すのはどうかと(汗)受も無自覚だけど攻に気持ちが向いていたから良かったものの、無理矢理が駄目な人には渋面シーンかもしれません。事件や捜査は本格的で面白く、攻が受を気に入り特別扱いの上で構いまくります。反面好きや愛しているという言葉は言わないので、受が自分の曖昧な立ち位置に不安を募らせ、2巻では攻からの信頼厚い先輩へ嫉妬をすることに。攻受共に相手への執着は大きくエロもあるのですが、事件の合間の逢瀬だったり言葉不足だったりで甘さは控えめ。攻が言動を反省するでもなく、受が1人悶々として自分の気持ちに折り合いをつけ、成長して攻と肩を並べる話という感じでした。
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  • 恋する救命救急医 片想い3 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    面白かったです
    2024年12月15日
    本当は手嶋先生が好きだった夏目先生。けれど手嶋先生がずっと唯一人を愛していた為に片想いし、それは実ることなく…。センターに来た研修医の倉田先生も、親からの愛情が薄く自己評価が低いために周囲への期待はしないことに。けれど夏目先生のことは自制しつつも気になって…。倉田先生のように優れた人間であっても、子供の時の環境が人格形成に陰を落とす人は多そうだなと思いました。けれど救命医療では、そんな控えめかつ謙虚さこそが光って必要とされるのかも。欲しかった夏目先生の愛情と共に、そのままの倉田先生を受け入れてくれる場所も見つかったみたいで良かったです。ただ夏目先生が、手嶋先生に長く入れ込んだ割には違うタイプにあっさり切り替わった気もしたかな。でも今回も医療現場のリアルさと恋する者の切なさのバランスが良くて面白かったです😊
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  • ロマンチストなろくでなし

    渡海奈穂/夏乃あゆみ

    良かったです
    ネタバレ
    2024年12月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ダメ男好きな受が攻に捕食される話。趣味が悪く男運のない受は姉の家に居候させてもらいます。家事全般が得意で引き受け、姉は弟をモデルにした小説を書き、本のレシピも弟考案のもの。姉が好意を持つ担当(攻)に興味を持たれ、距離を詰められ、気づけば自分も攻が好きになっていた受。けれど姉の気持ちを知っている受は、姉への恩義と攻への恋情との間で板挟みとなり…。好みではなかったはずの攻と逢瀬が重なり、好きになってはダメなのに気持ちが傾いてしまう受が切なかったです。また攻が策士で、自分を意識するよう、好きになるよう、うまーく誘導するんですよね(笑)姉もいい人で修羅場になることはなくハピエン。でも攻の掌の上で事が進んだように感じ、もっと攻の焦れや妬心が欲しかったのでこの評価です。エロは2回ほど。後者はおしおきなので受が焦らされて長めでした💕😺
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  • 先生はダメな人

    渡海奈穂/小嶋ララ子

    変人な攻に振り回される受
    ネタバレ
    2024年12月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 草食系受が肉食系クラスメートについていけず、接点を持った臨時採用の先生に懐きます。生徒に一線を引く先生が自分だけは受け入れてくれることに喜びを感じた矢先、臨採の期間終了ですぐに別れが。家が学校からそう離れていなくて、遊びに来てもいいと許可をもらい通い妻のようになる受。その内攻が小説家と知り、締切の関係で引きこもるようになると、キスしかしておらず自分ばかりが好きなんじゃと欲求不満と不安でいっぱいになり…。攻がインドアな俺様で、最初は自分を受け入れてくれたことに幸せいっぱいだった受が、時が経つにつれ押しかけ妻状態の自分にも、攻の気持ちにも不安を募らせていきます。また攻とキスはしたものの、好きと言われた訳でもなければ体の関係がないままなのが更に拍車をかけ。☆評価でハピエン予想のもと読みましたが、☆がなかったら先がわからなかったです。本編後は☆3位でしたが、攻視点の後日談でいかに受だけが特別だったか、今後も含めて受を愛しているかがわかり評価が急上昇。それでもエロが少なく表現控えめなのと、受ばかりしんどかった期間が長かったのが不満で☆4になりました。
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  • 上司が俺を好きなハズがない

    水名瀬雅良

    妹が男にしか見えない
    ネタバレ
    2024年11月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビュアーさんの評価を見て読みましたが、妹が本当に男性にしか見えなくて「えっ!」と思いました。他の女性は綺麗で可愛いので、もう少し女の子っぽく描いても良かったのでは。嫌われていると思っていた上司から好きと言われ、流されて体の関係を持つ内好きと気付く話。これまたレビュアーさんの言う通りで、あっさり流される受には「大丈夫か?」と心配になるレベルでした。まあ攻にガッチリ捕まえられてるから、次は無いだろうし大丈夫かな?(笑)同棲はいいけど、会社に住所変更したらバレますよね?そこはどうしたのかが気になりました。
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  • 不実な男

    久我有加/富士山ひょうた

    良かったです😊
    ネタバレ
    2024年11月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 自分は人を好きになれないと悩む受。お化け屋敷で知り合った攻に慰められ、一目惚れだと告白され、仕事でも接点ができ、友達としてゆるーく会い続ける。攻とだと自然体でいられる心地よさを感じ、ずっと一緒にいたいと思い始め…。過去に付き合った人もいるけど、それらは向こうの告白からで好きという気持ちがわからない受。攻が初恋で「この人以外に自分は誰も好きになれない!」と必死になるのが可愛かったです。恋人になってからも自分に自信がなく悩んだり、5年付き合った後も「重いって嫌われたらどうしよう」と悩んだり、とにかく素直で可愛い可愛い。そしてそんな素直で照れ屋な受を溺愛する攻もすごく良かったです。良かったんですけどエロはちょっと少なめかな。あと言葉が京都弁かと思います。攻がおおらかで受ばかり悶々としていたので、攻の焼きもちも欲しかったかなと思いました。
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  • 甘えたがりで意地っ張り

    渡海奈穂/三池ろむこ

    受が面倒くさかった
    ネタバレ
    2024年11月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 陽キャで攻を追いかけてキスしたりする受。それを受け入れている自分に気づき、攻が告白すると途端に受は攻を避け始め…。生い立ちゆえとの説明がありますが、陽キャに見えて実は根暗で卑屈な受が面倒くさかったです😌攻の「もう追いかけるの止める」的発言には思わず賛同してしまった位でした。前半が恋人になるまでで、後半は受が弟に振り回され、攻が妬心の末2人にお灸を据える話。寡黙な人は激情が表に出ないから怖いですね(笑)弟の傍で見せつけるように…は結果オーライだからいいけど、最中の受を見て声を聞き、煽られて余計手に入れようとしたらどうするんだろうと心配しました。まあ攻の方が性格的に大人だし上手だから、いざとなったらどうにかしたでしょうけどね(笑)前半だけだと☆2でしたが、後半は受も攻に執着しており、攻が弟に引導を渡すのにもスカッとしたので☆3になりました。
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  • 恋愛病棟-シェーマの告白- 【イラスト付】

    谷崎トルク/高崎ぼすこ

    文学作品のようでした
    ネタバレ
    2024年11月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受の父が医療事故をきっかけにメスを手放し、赴任地の離島で5年を過ぎる頃に自◯。真相を知り復讐する為に当時父が組んでいた教授のいる大学へ行くと、キスしてくるオペモンスターの攻がいて…。医療事故の真相を暴いていく中、受は自分にキスだけをしかけてくる攻を好きになります。けれど男同士で幸せになれなかった前例を知る攻は、体の関係がなければお互い踏み止まれるとそれ以上を拒みます。父世代の方も当人達もまだるっこしく、同性愛に至るまでの葛藤が長く、文学作品でも読んでいるかのようでした。致すのは最後ですが、そこに至るまでキスだけが何度か描写エロくあります。話が長くて面白かったとはいえ、葛藤期間が長く自分には不向きでした。
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  • 金曜紳士倶楽部 全6冊合本版

    遠野春日/高橋悠

    面白かったです
    ネタバレ
    2024年11月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 名門の出やヤクザの次男など、スペシャルな出自を持つ5人+1人が金曜夜にお茶を飲み新聞を読む為に集まる会を発足。そのうち舞い込むトラブルを協力して解決していくようになり…。問題解決が軸にあって、エロは分量的には控えめだったと思います。別シリーズの茅島氏もしっかり登場。けれどやはり庭師恋人の名前はわからずで(笑)他のレビュアーさんの「有閑倶楽部みたい」が当たってはいるものの、そこは作者様の腕の見せ所で、話に類似性を感じることなく読み終えました。ヤクザの次男はちょっぴり遊んでいるものの、3カプ共に最後までの行為は恋人以外では無し。安心して話を楽しめる作品だと思います。
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  • おやすみなさい、また明日

    凪良ゆう

    心が元気な時に読んだ方がいいかも
    ネタバレ
    2024年11月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 評価は高いけどイラストが好みでなく積読してました。ネタバレなく読んだのですが…心が弱い時に読むとしんどいかもと思いました。恋人に子供が欲しいと一方的に別れを切り出され、たまたま知り合った攻の祖父が管理するアパートへ引っ越した受。距離が近くなり気持ちもお互いを向いているのに、攻には受け入れてもらえず…。その後に長い紆余曲折があって、恋人になり受視点ではハピエンです。問題はその後の攻視点のショート。先生はこのラストにしたくて今作を執筆されたそうですが、ハピエン好きには手放しで喜べないラストでした。受は幸せだったようですが、きっと他の人より辛い思いもあったはず。☆4を付けたいのに読了後にしみじみしてしまい、悪くはないけど爽快感もなく…で☆3になりました。
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  • 愉しみはディナーの後に

    桂生青依

    まあまあでした
    ネタバレ
    2024年11月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 客として受の店に通うワンコ攻。熱烈アプローチにほだされ、受は勉強兼偵察がてら1日だけランチとディナーへ。あまり素行が良さそうでない受の元カレと出くわした後、攻は自分なら大事にするのにと主張。客としての攻を大事に思っていた受は、勢いでじゃあワンナイトするぞとホテルへ攻を連れて行き…。受が恋愛にトラウマとあったので、てっきり過去に特定の相手と揉めたり心の傷があったりかと思ったら、仕事にのめり込み恋愛が上手くいかなかっただけということで肩透かしでした。なので受は攻を大事に思うからこそ付き合いたくないとなるのですが、うーん。わかるようなわからないような。まだるっこしいのが好きではないので、自分も憎からず思っているならさっさと付き合っちゃえよと思いました。トラブルは挟むもののハピエンです。短いものの、攻視点の話もありました。
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  • 運命の転機は三十歳でした。【特別版】(イラスト付き)

    夕映月子/サマミヤアカザ

    受は腹黒執着攻の掌の上(笑)
    ネタバレ
    2024年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 友達から俺様で傲慢と言われる受。学生時代の「30歳まで独身だったら一緒に住む」という話を飲み会で持ち出され、酔った勢いでOKと答えたまでは記憶があるものの、朝起きると家に攻と引越業者が来て…。ジャイアン受に服従する下僕のような攻が、実は策士で長期計画の受囲い込みを画策していた話。受がノン気なので友人の間は自分の気持ちをひた隠し、同居してからは居心地の良さで離れられなくし、徐々に距離を詰めて最後は受から告白させる攻があっぱれです(笑)長期に亘って少しずつ自分といる居心地の良さを実感させたのが良かったんでしょうね。攻が就職しお買い得物件になるや、「結婚されると自分は一番じゃなくなる!」と恋情に焦れグルグルする受が可愛かったです。でも欲を言えば、攻が具体的に誰かと親密そうに、もしくは親密になってその相手に焦れる受が読みたかったかな。エア恋人を想定して妬心を持つのが切なさの点で弱く、☆5には至りませんでした。
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  • 恋の続きは蜜月ホテルで

    桂生青依

    良かったです
    ネタバレ
    2024年11月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受が家の会社融資の為に枕営業で攻のホテルへ行き、土壇場で逃げ出し攻に助けられます。以前カード会社で特別顧客担当時に攻の電話での無茶振り依頼を全てクリアした受は、その時のことを両者共に覚えていたものの、体裁の悪さから攻に尋ねられても嘘を付いてしまいます。母の再婚で姓が変わっていた受は、その場で攻の秘書後任と、会社の開発品がホテルにも有益だからと融資の打診を受け…。攻は機嫌が悪い時に神対応してくれたカード会社時の受が忘れられず、後日問い合わせるも受が退職しており心を囚われたままでした。そばにいる受は別人と思いつつ心惹かれ、同一人物とわかった時、嘘を吐かれていたことと親友のちょっかいとに逆上し無理強いしてしまいます。その後謝罪と共に改めて告白するも、身分違いと実家に融資してもらっている状況から受にお断りされてしまい…。受が攻のことを好きなくせに1人でぐるぐるしややこしくしておーい…と思いました。おかげでレ◯プしたことと交際却下とで攻はどん底。ミスが続き前秘書からの顧客情報持ち出しなどで疲労困憊に陥ります。結局受も攻を受け入れ事態も収拾しハピエンなのですが、両想いなのに受の却下って必要だった??と感じました。終始攻が前のめりで受ザマアが欲しいと読了したら…作者様、わかっていらっしゃる(笑)後日談での海外系列ホテルで受も嫉妬心を煽られる出来事があり、やっと攻の妬心を理解できたのでした(笑)
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  • 映画監督の恋

    藤崎都/陸裕千景子

    良かったです
    ネタバレ
    2024年10月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受視点ですが、攻がグイグイ来て失恋後の低空飛行から公私共に引っ張り上げてくれるシンデレラストーリー。

    失恋して絡み酒した隣席の人が助けてくれ、ホテルでワンナイトした受。酔っている間は「恋人になる」と言ったものの、朝、正気に戻り逃げてしまいます。劇団同僚の代役でオーディションに行くと、ワンナイトの攻が監督で雰囲気ピッタリと受に役が決定。監督からは恋人希望宣言をされ、ドライブや部屋デートを叶えてもらい撮影をこなす内、受の気持ちも傾いていきます。けれど撮影中、以前攻と噂のあった女優が現場へ遊びに来て受は心乱され…。

    他俳優からライバル視されたり当て馬女優が出てきますが、いいスパイス程度で攻は受一筋です。囲い込む気満々で受の気持ちより先に外堀を固めていく感じなので安心して読めました。
    受は攻の作品に出たことで人気が出て、プライベートでも恋人になりしかも攻の方が前のめりなので、シンデレラ的ハピエンが好きな人にお勧めしたい作品でした😊
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  • はなゆかば

    みちのくアタミ

    タイムリープものでエロいです
    ネタバレ
    2024年10月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が綺麗で話も面白く、18 禁では?的描写とエロさでした。心理描写も無理がなく、受の切ない表情がいい…ということでお勧めします!👍
    話:祖父を亡くし天涯孤独になった攻。形見の懐中時計を持って散歩し、満月下で明治時代の受の元へ。会ったばかりの受になぜか感情を乱され、その夜抱いて欲しいと請われます。「初めて」ではない受にイラッとし、滞在する内、過去の相手へ明らかな嫉妬心を自覚し…。懐中時計が祖父の形見だったので、受の過去の相手はおじいさんかと思ってましたが本人みたい?かな。いいところで攻は現世に戻され、それと同時に受との過去の記憶が蘇ります。満月下で懐中時計から攻にだけ聞こえる音が鳴ると起きるタイプリープ、現世に戻された攻はまた受の元へ戻れるのか…と、謎を多く残したまま次巻へと続く終わり方でした。
    2巻は来年(2025年)秋予定とのこと。待ちきれなさ全開で読了後から焦れてますので、次巻発売までは再読を重ねて我慢します。受がいるのは明治時代の西南戦争前のよう。日本史に詳しい人は気になることがあるかもしれませんが、私は純粋に楽しめました😊
  • 恋の予感は甘く香る

    黒崎あつし

    受がアンバランス
    ネタバレ
    2024年10月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 卑屈かと思えばはっきり言うこともある受がアンバランスでした。語尾を伸ばす話し方にはイラッとしましたが、攻が読者の代弁者のごとく「語尾を伸ばすな!」と叱ってくれるので、そこはモヤとスッキリで相殺です(笑)亡きマスターに好意を隠さなかったバイト受。マスターは旅行先で亡くなるのですが、受は旅行が自分の気持ちが重荷で逃げたからだと思っていました。オーナーがマスターの離婚した妻でもあり、四方に罪悪感を持った受はマスターを忘れたくない気持ちもあって店を引き継ぎます。時を止めた状態をキープしていたかったけど、攻によって新たな風が吹き込み、自分の気持ちも店も変わり始め…。強引な攻が受を引っ張り良い方向へと変えていきます。けれど攻もまた受へ説教する内自分も過去から決別できたのでした。3分の2位は過去を引っ張りますが、最後は受が解き放たれてのハピエン。受のアンバランスさやストーカー、オーナーの葛藤などがあってのハピエンなので、手放しの爽快感はなくちぐはぐな読了感でした。
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  • 恋ではないと思いたい

    澄谷ゼニコ

    悪くないけど高評価なの不明
    ネタバレ
    2024年10月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ モテる幼馴染みを持った恵一。モテるけど誰とも付き合わない宗太は、恵一から見て断ることへの罪悪感でいっぱいに見えました。なので自分は好きだけど気持ちを押し付けないとそばにいたけど、宗太と同じ保健室常連の女子、桜庭に発破を掛けられ…。ずーっとローテンションで、最後にやっと少し盛り上がった(お互い同じ気持ちだった)と思うとすぐ終了。え…これで高評価??と読み終わってから呆然としました。キスですらおまけで「恋人になったから(宗太が)不意打ちでするようになった」という位。評価が普通なら「こんなものか」でしたが、高評価で期待値が高すぎたので、攻受すらわからないままの読了には呆然感しかなかったです。
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  • 部下のくせに生意気だ!

    藤崎都/水名瀬雅良

    良かったです😊
    ネタバレ
    2024年10月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校時に攻からの告白を罰ゲームだと思い断った受。会社で同僚となり、酔った攻を介抱中キスしてしまうと起きていた攻に最後までされてしまいます。そして「まだ好きです」と告白され…。コネ入社の後輩が受を利用し攻に逆襲されたり、モデルで攻の元カノがCM担任で会社に来ると共に復縁を迫ったり、受の同僚兼酔った勢いワンナイトが当て馬だったりと面白かったです。両片思いですが、受は告白されても「また揶揄われているのでは」と素直にOKできません。でも始めに最後まで、会社で閉じ込められて触りっこまでなど、流されてのエロはしっかりと(笑)もちろん気持ち通じてからの甘々Hもあります👍最後は誤解解けてのハピエンですが、それがなければ受は攻しか知らなかったのに(ワンナイト含め2人経験)と、「絶対服従契約」と同じような受に苦笑しました。攻はその内そのことに気づきとっても悔しがりそうですね。話的には良かったですが、コネ後輩には苛つかされました。受に仕事を押し付けて帰った上、後日自分の罪をなすりつけて罠に嵌めようとしたりと最低です。これに腹が立ち☆減らそうかと思いましたが、攻めが逆襲してくれますし周囲もわかっていたので怒りをおさめて☆5にしました。
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  • 絶対服従契約

    藤崎都/水名瀬雅良

    良かったです😊
    ネタバレ
    2024年10月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「完全独占計画」をレビューし、こっちが未レビューなのに気づきました(笑)婚約者を置き去りにして失踪した姉を持つ受。相手は従兄弟の攻で、受の片思いの相手でした。姉の詫びも兼ねて受をもらい秘書にした攻は、同族経営の会社社長。受は満たされぬ体をワンナイトで解消し公私共にお世話するも、ある日酔った攻の挑発を受けると最後までされてしまいます。攻は記憶がないだろうと翌日普通に接すると、しっかり覚えている攻にまた抱かれ、恋人扱いされるようになり…。「体だけでも」と攻とのワンチャンで致した受。翌日から距離を詰められ、会社を乗っ取ろうとするおじが近寄ってきて、ワンナイトの相手が大阪から転勤して来た同僚で…と慌ただしくなります。姉も実は当時恋人がいて、攻とは利害一致のカモフラージュ婚約だったことがわかりハピエン。でも攻にワンナイト同僚をバレないようあたふたしたり、自分は姉の身代わりだと思ったり、恋人になるまでの受が切ないです。攻は受への独占欲を隠してないので、社員達には既に陰で恋人認定されてそうですけどね(笑)エロは最初、中盤、最後とあり、エロい受が満載。最後、攻は同棲希望して受を囲う気満々なので、恋人になってからがもう少し欲しかったと思いました。
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  • 完全独占計画

    藤崎都/水名瀬雅良

    「絶対服従契約」で当て馬だった小田桐君
    ネタバレ
    2024年10月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染み再会もの。作品紹介は「小田切」になってますが、桐の方が正解です。仕事でハリウッド俳優のお世話をすることになった受。攻から好きと言われるも、好みから遠く、しかも自分はタチ専ゆえ無理と拒絶しますが…。アプローチしても袖にされる攻に同情すると共に、思い出の場所を巡っても全く思い出さない受に無理を感じました。幼少時に攻の引越による突然の別離がショックで忘れようとしたにしても、仕事で優秀な人間なら記憶が呼び起こされたのでは。攻も一生懸命な割には強引で、これだと受以外でも反発する人はいそう。ストーカー女も事件を起こした罪は問われるでしょうけど、攻からのはっきりとした引導が欲しかったです。…とまあ、ハピエンですけど色々モヤモヤしたのでこの評価になりました。
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  • お前が好きで何が悪い!

    藤崎都/陸裕千景子

    受がチョロすぎる
    ネタバレ
    2024年10月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ゲイかも?と確認のため店へ行ったら、大学同期で会社同僚の攻に遭遇した受。絡まれたのを助けられ、性癖確認なら自分でいいじゃんと丸め込まれます。熱い夜を後悔し、距離を置こうとすると仕事でチームに。受を狙う肉食女子を遠ざけ、振られて悪い噂を流そうとするその女から受を守り…とまめまめしい攻を、気付くと好きになってしまった受。けれど攻にはずっと落とせない本命がいるらしく…。

    両片思い(受は後から気付く)で、受は婚活女子に狙われ、仕事の話もありと楽しめる内容でした。攻もチャラそうに見えて実はずっと受が好き。会社の統合で繋がりのできた受をものにする為、今度こそはと守り囲い込みます。全体的に良かったのですが、意地っ張りを逆手に取られる受がいかんせんチョロすぎました。なのでエロは攻に丸め込まれての最初、中盤と、恋人になってからとで3回。受がこんなチョロいのに何故大学時に攻が落とせなかったのか、社会人になって今まで無傷だったのかなどが気になったので、☆5には至りませんでした。
  • 初恋の棘は甘く

    井上ハルヲ/北沢きょう

    良かったです。が…
    ネタバレ
    2024年10月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 過去に強◯してきた同僚と職場で同じ部署になった受。酒癖の悪さから、酔った日に攻は受を押し付けられ自宅に泊めます。床で寝た攻は風邪をひき、受は家まで送って必要品を買いに行き、介抱後自分の気持ちに気づき…。親友のように思っていた同僚に無理強いされた受は、攻が体格よく優秀だった為嫉妬もしていました。そして再会後は過去を持ち出し、お前はいいよなとやっかみます。私はそんな受が卑屈でモヤモヤしました。何とも思っていない相手からレ◯プされたなら嫌味攻撃も頷けますが、後に自分も当時から好きだったと認め、本当は嫌じゃなかったとの描写があるんですよね。だったら実際は和◯だったのに、順番違いの無理矢理に怒って6年疎遠になり、再会後も被害者ぶった態度を取るのは卑怯では?と。もちろん気持ちの確認なくやらかした攻は非難されるべきですが、無関係者が一般的感覚でならともかく、自分も好きだった受が根に持つのは違和感がありました。あと好みの問題ですが、イラストが合ってないのも気になったかな。それでも全体的にまとまりよくエロもそれなり、ハピエンで攻も報われたので、それらを総括して☆3になりました。
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  • デンパ男とオトメ野郎

    井上ハルヲ/小山田あみ

    面白かったです
    ネタバレ
    2024年10月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 仕事では冷酷で蛇と呼ばれる公安(攻)×捨てられ続けてもう恋人はいらない!となった鑑識(受)。攻がエリートで裕福で切れる人間なのに、受の前では天然で馬鹿と呼ばれる回数を嬉しそうに数えるギャップが良かったです。受も意地っ張りで本心を明かせず、恋人は諦めたところにワンナイトだったはずの相手が実は上司。年下だけど階級が3つも上で、周囲からは恐れられる恋人が自分の前ではポンコツというチグハグっぷりも良かったです👍受がドラマの有名セリフを引き合いに出すと、その相手は誰だと職権乱用して相手を特定しようとするのも真剣なのでおいおいと(笑)総じて良かったですが、2巻で公安の罠に落ちた受が凌◯されながら攻に電話をかけさせられたり、攻がそれを止められず苦しんだり、攻のバックボーンがわからずじまいなことなどにはモヤモヤ。受は今後も攻に愛されるでしょうというハピエンですが、攻の家が謎のままなのと、もっとこの2人の話が読みたいのとで続編出ないかな〜と思いました🙂
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  • 俺のそばから離れるな!

    藤崎都/陸裕千景子

    良かったです!
    ネタバレ
    2024年10月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ☆4でしたが、セールだったのと好みの展開だったのとで甘めの☆5です(笑)不幸体質で母を亡くし天涯孤独な上、友人の借金を背負わされていた受。ホストをクビになり、勧誘に話だけならと付いていくと薬を盛られゲイビ撮影されそうに。受は昔隣に住んでいた大学生が好きで、「店の路上ホスト写真→店でクビを聞かされる→住所聞く」でその場に来た攻に助けて貰うも、薬のせいで夢だと思い攻を誘惑して最後まで致してしまい…。受は真面目で堅実なのに、結果が伴わず自己評価の低い子。ホストの仕事がクビになり家なしになることを知った弁護士攻は、借金取りに話を付けた上で自宅に住まわせます。好きな人との同居に心を躍らせつつも報われることはないと信じる受は、状況に一喜一憂する内に攻の事務所へ行った時に出会った人に目を付けられ…。攻は最初から好きと態度に出してますが、自己評価の低い受は自分が好きになってもらえるわけがないと思っており、性別もあって自制に必死。最初こそ暴走して致してしまった攻も、恋人になるまで無自覚受によく我慢できたなあと思いました。恋人になってからは「独占欲強いし嫉妬深い」と言い切る攻に大事にされ、望みに沿った仕事が決まり、やっと受が幸せになれる終わり方に心から良かったねと思いました😊
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  • 明治従属タングステン

    たつもとみお

    仕事でも私生活でも光さす作品😊
    ネタバレ
    2024年10月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 没落士族で体を好きにされていた受に目を留め、妻のいる年上男性、中原が引き取ります。受は中原を愛しますが、バレて中原不在中に妻に地下牢へと監◯されてしまいます。妻から守る為と頭のいい受に学を付けさせる為、中原は受をイギリスへ留学させ、その時の約束は「帰国後は受を中原のそばに置く」というもの。しかしそれが果たされることはなく、帰国後の受は赴任地で攻と出会い…。外国人で言葉がわからず、中原の差し金で親を子供の時に亡くした攻は、目が悪かったこともあり周囲から見下げられてきました。受に才覚を買われ昔の受のように見違えた攻は受を一途に愛します。中原を愛していた受もそのうち攻がかけがえのない存在になっていき…。明治〜昭和の時代背景と出来事を織り込みつつも才能ある人間が成功し、それぞれが相応に過去を清算し、ラストは時代に不安を残しつつも攻受共に未来を築き上げようとする光ある終わり方でした。エロさはというと、エロかったですね(笑)終始致しているわけではないのに当て馬中原がスパイスになっているからか、時代的に背徳的・禁欲的な雰囲気が盛り上がりを助長するのか…(笑)受の過去や中原との描写はあっさりで、濃厚なエロは攻とのみです。ただ受と出会う前の攻は一時期拾ってくれた女性と関係があり、後に受も最初からウェルカムな攻の子供が出てきますので、この辺りは購入時の参考にして下さい。家族が増えるので受は最初から歓迎しており、長じてからは2人をサポートするいい子なので私は気にならず、むしろどちらかに何かあった時心強い味方ができたので良かったと思いました😊
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  • ボディーガードの恋

    藤崎都/陸裕千景子

    無口忠実ワンコ×ツンデレ受
    ネタバレ
    2024年10月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私生活のだらしない受に社長兼母の友人が自分の息子をマネージャーにします。嫌がらせを受けていた受のボディーガードを兼ねて。受は昔から可愛く、心配した攻が「守る」と言ったことから対等に思われてないと絶交してこの年に。始めはツンケンするものの、真剣に心配してくれ胃袋も掴まれた受は、攻との生活に馴染んでいき…。攻は揶揄われ我慢できず致してしまいますが、実は受はタチでした。なのでそれにも受はプンスカしますが、いい具合に仕事での嫌がらせが入り有耶無耶に(笑)そして事件が起きて受を庇った攻が受傷し、受が昔から攻を好きだったことに気付くというお約束パターンでした。可もなく不可もなくでさらりと読める作品だと思います。
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  • 愛だなんて言わないから

    日暮くれ

    買ったの後悔…⤵
    ネタバレ
    2024年10月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻、受がはっきりせず、昔告られた時無神経に振ったのに相手が結婚したら後悔して男に走り、再会したら僕はやっぱり君が好きでしたーって「舐めてるの?」と言いたくなる作品でした。お互い結婚相手や恋人を何だと思っているのか。しかもまだそれらをはっきり言ってどこかで締めてくれればいいけど、主人公が終始モダモダと回りくどくて何が言いたいのかよくわかりませんでした。最後にやっと「両想いに…なったんだよね?」位の進展具合。1冊分丸っと主人公のぐるぐるでページを使い、最後でようやく一歩を踏み出したんかい…という、自分史上最高に面白さがわからず、買ったことを後悔した作品でした。
  • Maybe Love

    高岡ミズミ/陸裕千景子

    良かったけど、ラストが…
    ネタバレ
    2024年10月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 田舎へ転任してきた小学校教師の受。風呂ナシ壁も薄いアパートの隣人攻が世話を焼いてくれ、近くにコンビニがなく料理のできない受にご飯まで食べさせてくれる。チャラいと思っていたのに頼りになり、胃袋も掴まれた受は攻を好きになるけど、担任するちょっと問題児君が攻の子供でその母親と結婚するのだと思い…。チャラく見える言動には全て理由があり、実はハイスペックな攻。その意外性と連日の口説きで好きになってしまった途端失恋したと思う受が可哀想ではあるものの、お口が可愛くないので少しイラッとしました。また攻にはアパート入り浸りで舎弟のような満智がいて、受が自分棚上げで説教じみたことを言うのに見事な切り返しをしてくれたのにはスカッと。とはいえ受も恋人になってからは可愛く、書き下ろしの後日談では満智のナイスアシストで町内(?)公認となり、攻の希望で同棲も…と綺麗にほのぼの終わると思ったら…満智ーーー!!今までのナイスアシストは何だったんだ?と言いたくなるような嫌がらせかつ「それいいの?許されるの!?」という終わり方に唖然となり、ラスト3ページで☆が一つ減りました😓
  • 優しいSの育て方

    榎田尤利/草間さかえ

    良かったです
    ネタバレ
    2024年9月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ SMは好きじゃないですがソフトだったので大丈夫でした。榎田先生の作品ということとレビューの高さを信じて購入。純情一途な優しい攻(大学生)が、普段は清廉かつ潔癖、実はM気質な受(准教授)に一目惚れし奮闘する話。感受性豊かで優しい攻に自分は手に負えないだろうと受に切られるも、攻は食いついていきトラブルを乗り越えてのハピエンです。受は自分の助手とSM関係ですが、恋愛感情もなければ挿入前の行為までがほとんどとのことで気にせずさらーっと流せました。それに優しいだけではなく攻が最後にバッチリ決めて受の心をゲット、それからのハジメテがとてもエロく盛り上がったので読了後の満足度も高かったです🙂
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  • 不実の花

    霧壬ゆうや

    絵が綺麗なのにもったいない
    ネタバレ
    2024年9月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が綺麗で両片思いの切ない話なのに、掘り下げ方と熱量の低さで高評価が付けれませんでした。高校時に攻が受の好きな相手は友達だと誤解し、脅迫し、逃げられて数年後に再会。いきなり受に襲われるような展開に待ったをかけるとその後逃げられてしまい、受のお店同僚のナイスアシストでなんとか成就するという話でした。当然MVPは同僚の加賀くんですね。もう少し感情面を掘り下げてくれれば高評価付けたと思うので残念です。
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  • 恋と戦争~後宮にひらく薔薇~

    鈴木あみ/香坂あきほ

    焦れったすぎた…
    ネタバレ
    2024年9月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻が受を捉えて致し、一緒に共闘するかと思いきや受は攻の命乞いなど踏まえ王様の元へ戻ります。(←前巻まで) それを攻は自分より王を取ったと嫉妬し、再会すると受を後宮妃として囲い込みます。攻と王との闘いで受は恋心と忠誠心の板挟みとなり…。攻受共に何度も致すのに相手を好きと言わず最後まで焦れったさを引っ張ります。受は攻がわかりやすく独占欲強々で囲い込むのに、最後まで攻の本命は王妃だと勘違い。また攻が好きでたまらないくせに王には中途半端な忠誠心ではっきりしないから、攻も後半まで受の本命は王だと思い込み。焦れキュンどころかあまりにも引っ張りすぎで途中からイライラしてきました。最初から一目惚れ同士、もっと早く素直になっていればお互い悶々とせずに済んだのにね。受の煮え切らなさが好きになれず☆2.5位ですが、長ーい両片思いの末のハピエンで2人に絆され☆3にしました。ちなみにこちらの巻は攻の箍が外れて受を執着のまま愛しますのでエチシーンは多めです。
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  • 恋と戦争~前火に堕ちる騎士~

    鈴木あみ/香坂あきほ

    後編に期待
    ネタバレ
    2024年9月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 両片思いで受は王の愛妾。攻は浮名を流しつつもずっと受を欲していました。共に戦士でもある2人は競い合いつつもお互いが他の相手に心を向けていると思っています。受は王様の愛妾ですが、その時の最中描写は控え目かと。その分、攻を殺そうとする王の企みを脱獄してまで伝えに来た受と攻のハジメテはしっかりと(笑)受は攻が敵国に殺されたと思い、敵を取るかのように前線で指揮を取っているところ敵国側の攻と再会します。話、思い、絡みと中途半端なので後編に期待します。
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  • 藍苺畑でつかまえて

    小林典雅/夏目イサク

    読了しんどかった
    2024年9月22日
    中国人の受が嫁前提のホームステイで来る設定ですが、説明も話し言葉も長くて読むのがしんどかったです。途中何度もリタイアしそうになりつつ、説明は飛ばし読みで読了したので☆2は付けましたが。中国語と日本語の併記は読みづらいし、攻家族のくだらないギャグにも受のわざとらしい言い間違いにもイライラ。ウケ狙いの作品だったかもしれませんが、私には滑りまくりでした。もう読み返すことはないかな…と思います。
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  • 事件現場はロマンスに満ちている

    神香うらら/柳ゆと

    良かったです
    ネタバレ
    2024年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 女装趣味あるロマンス作家受が、警察官の攻と知り合って事件解決に協力、プライベートでは恋人になる話。1巻ではお試しを経て恋人に、2巻では受が作家としてサイン会をしつつ連続殺人の事件解決に大きな役割を果たします。話が面白いしエチシーンもなかなかで満足度は高いんですが、どうも女装趣味の受が好みではなくて。そして受は感情表現が上手くできないという性格設定ですが、愛情豊かで懐の大きな攻に対してどこか上からな物言いが気になったのでこの評価です。
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  • さよならのない国で

    高遠琉加/葛西リカコ

    話に引き込まれました
    ネタバレ
    2024年9月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ どこかの山の上にあるという天国ホテル。そこでは自分がもう一度会いたい死者に会えるという…。孤独だった受はピアノを教え、自分の居場所を作り、同居してくれた攻のいとこに懐きます。けれど攻のいとこが早逝、受はなんとか再会したい一心で攻からの旅行提案を受け、山の上のホテルを希望します。バス事故が起き、攻と受は気づくと迷路園にいてそこにはバス同乗者数名も。やがて迷路園を抜けてホテルを見つけ、そこへ辿り着いた人々は会いたかった死者に再会していき…。ミステリアスかつそこはかとないホラー感もあって面白かったです。死者とあちらへ行く人、心残りを果たし現世に戻って来る人、死者と自分の命を交換する人、色んな過去ある人達が自分の意思で選択を行っていきます。受も会いたかった攻いとこに会えて幸せそうで、攻は愛する受の為に最良と思われる方法を選ぼうとしますが…。ずっと受を好きな攻が切なかったので、私も最後のエチシーンはあって良かったです。むしろこれがなかったら☆1つ減らしました。作品への感想は人それぞれなので、読んだ人の数だけあっていいと思います。たくさんの人に読んでもらって、どういうレビューがあるか数年後確認したいと思った作品でした。ちなみに☆4止まりだったのは、受が攻いとこへ精神的に依存し過ぎているように思い好みではなかったからです。
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  • 閃光と共に跳べ

    かわい有美子/緒田涼歌

    受、受難の巻
    ネタバレ
    2024年9月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1作目でカプになった2人の続編。攻がいいホテルを取ったのにちょっとした言い合いで気まずくなり、受が仲直りを考えつつシャワーを終えると攻は寝落ち。翌日から受は1週間の研修、帰任日が雪で帰れずオプションで数日の雪かき追加、やっと帰って攻と待ち合わせるとテロに巻き込まれ、解決後に怪我をした攻を見舞うと記憶喪失で自分と恋人になった日々が消失しており…と、受が不運続きの巻でした。あとがきに二人の不幸な1日とありましたが、性格的に色々考える受の方が可哀想に思いましたね。1作目では攻を襲った後逃げまくる受にイラッとしましたが、今作でのそのツケに余りある受難続きには心から同情。最後やっとまた東京タワーの見えるホテルで致せる状況になった時はしみじみ良かったねと思いました。
  • 鮮烈に闇を裂け

    かわい有美子/緒田涼歌

    1作目のアキラ君にも恋人が
    ネタバレ
    2024年9月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1作目で班長に振られたアキラ君。すごくいい子で生い立ち的にも幸せになって欲しいと思っていたらちゃんと見守ってくれている人がいました!無口で無愛想な攻だけど、こういう人あるあるで懐は大きくて一途に愛してくれそう。流されて体から入ってしまったけど、きちんと気持ちも追いついてきます。だからこそ「誰かの代用品だったかも」という可能性には傷つき確認もできず怯えてしまい、つい反抗的にも。結果、雨降って地固まるで仕事での成果を出し、攻とも気持ちを確認しあいでハピエンです。ただ受への不満はありつつも1作目カプほどにははまれず評価は3に。最近絵が入ったそうですが、絵が入ると絵師さんへの著作料が発生するのかな?と。だとするとよほど売れてないとイラストを入れるのは厳しいのかもしれませんね。売れ行きと作家さん、発刊会社との兼ね合いがあるのかなと思いました。
  • 饒舌に夜を騙れ

    かわい有美子/緒田涼歌

    くっつくまでが長い
    ネタバレ
    2024年9月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ☆3.5位。おまけで4にしました。ノン気攻が好きだけど叶う見込みが無さそうで、怪我を機に仕事を辞め諦めようとする受。同僚でバディのような存在の受を特別視していた攻は、退院後実家で療養中の受を見舞いに行きます。そこでこれが最後とヤケになった受に襲われますが、後輩からの気持ちには無理と思ったのに受のことは欲しいと思い…。特殊な仕事BLで説明を含め仕事に割かれている割合が大きいです。そして「ザ・男!」的職業なので攻受共にくっつくまではドライな気が。そして受が案外往生際が悪く、攻を襲って関係した後は攻から逃げる逃げる。後輩だって攻が好きなのを知ってて関係したんだから、襲うほど好きだったなら潔く腹を括りなさいよとここで少しイラッとしました。攻は潔くて受の気持ちを受けいれてからはかなり骨抜きに(笑)受はツンデレでそれを知った上で応えた攻なので、これからは尻に敷かれそうだなあと思いました。
  • あなたを好きになりたくない

    夕映月子/みずかねりょう

    スタンディングオベーションしたい作品!✨
    ネタバレ
    2024年9月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵に惹かれ購入。各作品で独立した3部作と知り、1から読んでここに辿り着きました。前半がタイトル本編、後半は2作目「恋してる、生きていく」カプをメインにした3作カプ総出となりクロスオーバーするので、1作目「天国に手が届く」から読んだ方がいいと思います。 前半は救助現場で攻に恋した受が、オフの攻を見て自分の気持ちに歯止めをかけようとします。仕事中はストイック、オフはチャラくと真逆の尖りをいく攻。受は遊ばれるのはごめんと早々に近づきたくない宣言をし逃げを打ちます。けれど仕事上接点を重ねるうち自分の気持ちが溢れ出した頃、救助中に滑落してしまい…。「遊びでもいいから振り向いて欲しい」ではなく、好きなのに距離を取り逃げようとする受は新鮮でした(笑)容姿も可愛い受なので、それは攻も本気になっちゃうよねと(笑)Hは受が退院後そのままお持ち帰りされてで、恋人になってからは無自覚誘い受に攻は骨抜き。受は「自分の方が好きなのでは」とモヤりますが、元々のガツガツを抑えてまで受を大事にしたいという攻に頬が緩みました😊 後半は2作目のホテルオーナー受とアウトドアショップ攻を軸に、1作目と2作目のカプその後と3作目受も過去に接点があったという話。2作目受は、事実婚してるのを承知でバイトから猛アタックされます。雑誌紹介もあってモテる受に対し、攻は異動が決まり不安を抑えられず…。死を待つ生き人形のようだった受が、「攻の存在で生きることを楽しみ魅力的になり、周囲を引き付けて攻がモヤる」あるあるです。受は攻以外眼中に無いけど、頭での理解と感情が一致しない攻。受もまた、客として来てくれた1作目受との会話で攻との話し合いが必要だと思い…。 気になる1作目と2作目カプのその後が書かれている上、前半も後半もHが濃いめで2回ずつあります😑また前半、後半共に攻が独占欲強々で「これはオレのもの」シーンもバッチリ!なのでページ数がかなりある上にイラスト付き、内容も良くて読了後の満足感は非常に高かったです😊 惜しむらくは作者様が既に鬼籍に入られていることですね。3作目受は警察官かつ寮住まいということで今後が大変そう。生きておられたらこのカプのその後も書いてくれたかもしれないと思うと、非常に残念で仕方ありませんでした😔
  • 恋してる、生きていく

    夕映月子/みずかねりょう

    良かったです
    ネタバレ
    2024年9月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 心臓に病気があるけど手術を拒んでいた受。色々なハンデやわだかまりはあれど、それらは受に手術への意思を芽生えさせるものではなかったのですね。けれど攻が山で安否不明となり、自分も好きなのに好意を伝えることができないまま失う可能性を知った受は逃げるのをやめます。攻が無事戻ってくると好きだと伝え、諦めていた登山に前向きになり、Hも最後までしたいと手術を決意し。「天国に手が届く」でも思いましたが、この作品でも2人はソウルメイトだなあと思いました。前作に比べると少しおとなしめというか穏やかに感じましたが、こちらもいい作品でした。
  • 天国に手が届く

    夕映月子/木下けい子

    良かったです
    ネタバレ
    2024年9月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 山で攻を見て憧れる受。社会人になり、出向先の会社にいた攻に声をかけるもすげなくされて…。心のよすがにしていたおじが亡くなったことを受け入れられない攻は、生前おじが攻の山パートナーに推していた受に塩対応します。攻は自分が置いていかれた悲しみを昇華できず、ずっと引きずっていたんですね。けれど一緒に山に登ると阿吽の呼吸である存在の受に驚かされ、無二の存在と思い始め…。読んでいて2人の関係性がいいなあと思い、ソウルメイトとはこんな2人を言うのかと思いました。攻はおじ以外には心を閉ざしていたのに、受を特別視しお前はずっとそばにいてくれと希うようになったのには心が震えました。Hは最後にこの2人らしく山でのテントの中で。「半アオカン?」とか「土砂降りでもそばを人歩いてたら気づかれない?」とか「初めてなのにテントの中でできるの?」などの疑問をスルーしてもいいかなーと思えた位いい作品でした(笑)😊
  • 運命かもしれない恋

    渡海奈穂/草間さかえ

    良かったです…が…
    ネタバレ
    2024年9月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半攻視点、後半受視点。攻の過去3回の一目惚れは同じ相手の受。それ以外は付き合った相手にどこか受との類似点、相違点を確認してしまう攻。社会人になり行きつけのカレー専門店で受と再会し4度目の恋をしそうになり…。BLあるあるで攻が受を好きなのに同性ということで告白できません。そして女顔がコンプレックスかつ悩みの種だと聞かされ、受を思うがゆえに学生時代は尚更踏み切れず。社会人になり店に行く度また好きになっていくものの、受はバツイチで死別した嫁がおり、薬指には今も指輪がありました。「このままではいかん」と攻は彼女を作ろうとし…。受の元嫁も攻の見合い相手(?)もいい人で、この人達のおかげで2人は恋人になれたようなものでした。前半の攻視点だけなら☆4でしたが、後半受視点で攻は受を大事にしすぎ、受は恥ずかしくて素直になれずで1ヶ月以上経っても2度目Hがなく…という展開がまだるっこしかったです。お互いやっと恋人になれたんだから、そこは蜜月でイチャイチャが読めると思ってたので肩透かしでした。おまけに攻の友達が2人のことを知りぎこちなくなった…と更にギクシャクする展開に。結局当人達は思いを確認し、友達は攻の見合い相手がまたいい仕事をしてくれて元通りになりますが、女性の協力がなければ自分達だけでは上手くやっていけんのかい…とツッコミたくなりました。
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  • 王室護衛官に欠かせない接待

    水壬楓子/みずかねりょう

    面白かったです
    ネタバレ
    2024年9月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 隣国からの使者接待役となった受。顔合わせすると、その中には少し前に実家近くのトラブルで助けてくれた攻がいて…。昔から読んでいた作家さんで、小さな出来事も伏線として話に織り込んでいて流石だなと思いました。受は仕事一筋で誰かと付き合ったことはないものの、過去の戦争時に自国を助ける為上司に体を差し出したことがあります。けれどそれは受の心のキズとなっており、使者として来ていた攻に惹かれ上書きの意も込めて抱いて欲しいと頼みます。攻も受を想っているものの、恋人にできない存在であることに苦しみ…。最後は受の出自に驚かされると共に、攻の決断にいい意味で持っていかれました。愛は国境を越えて…ですね(笑)受は騎士としての自分の功績にモヤッたり上司との過去に苦しんだりと、仕事や国事も織り込んだ面白い作品でした。では何故☆5ではないかと言うと、モテまくっている攻を好きになった受のジレジレが少なかったから。上司に体を要求されたことを知り妬心に燃えた攻に対し、受は攻が本国姫の相手になるかもと知っても自分は遊ばれたのだと諦念なんですよね。その後抱かれて攻から「忘れて欲しい」と言われショックを受けるわけですが、それもどこか冷静で。攻との熱量の差を感じまして、もう少し攻への恋心に苦しむ受が欲しかったなと思いました。
  • 神さま、どうかロマンスを

    彩東あやね/みずかねりょう

    良かったです
    ネタバレ
    2024年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 愛情なく厳しさを与えられて育った受。子供時代親に甘えることができないまま育った受は、誰かに守られたい、愛されたいと希い大人になります。酒癖の悪さを恐れつつも仕事でワインに携わり、前から気になっていた後輩と過ごしてみたいと試飲に誘いますが…。元々お互い好意を持っている者同士で、試飲を機に徐々に距離が縮まっていきます。後輩攻は酔っている受に誘惑され陥落するも、翌日記憶のない素面受との距離は空いたまま。ならば体から落としてやれと卑怯なことをした後、受の生い立ちを知り自分の行為を恥じます。受は受で酔っている間の記憶がなく、攻の言動に一喜一憂。酔っている自分を撮影すると、とんでもない醜態と攻の思わせなぶりな発言が録画されていて。両視点でH最後までは恋人になってから。受は幼少期からの抑圧された要望を酔った時だけ解放していました。裸になってしまう癖は普段雁字搦めに鎧っている自分を解放すると共に、ありのままをさらけ出せる相手がいなかった反動かもしれませんね。攻は引くどころかどっぷり嵌ってくれたのが幸いでした。受は酔うと裸になり甘えますが、それを役得とほくそ笑む攻も攻なのでどっちもどっちでお似合いです(笑)絵も美麗で私は良かったと思いました😊
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  • 冗談やめて、笑えない

    栗城偲/元ハルヒラ

    まあまあ…
    ネタバレ
    2024年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3分の1位までは面白かったですが、攻が何度も受は恋愛対象外みたいに繰り返すし、受も攻が好きなのに言葉が可愛くないのとで途中から「その繰り返しモウイイヨー」となってきました。自覚ない攻が受狙いの客が出てきて初めて焦燥感を持つのですが、受がホストとして接待しても何度か見てたみたいですし、独占欲を感じた割に悠長にしてたのも違和感がありました。Hは結ばれてから最後にあっさりめで。結ばれるまでが長く前述の繰り返しに飽きたので、もっと早くくっついてもらって恋人になってからの後日談が読みたかったです。
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