百鬼調書 怪異調査はこちらまで
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百鬼調書 怪異調査はこちらまで

倉一ひや

ストーリーラインが好みではない

ネタバレ
2024年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主役級のバディの二人の見た目と関係性がドストライクだったので購入しましたが、ストーリーが好みではなく残念。
妖怪や化け物や怪異といったものを扱うエンタメ作品って退治の画が一番の見せ場だと思うのですが、この作品主役バディの二人が行うのは基本「調査」だけです。あとは担当部署に任せましょ、が基本スタンス。よって、怪異を見つけた!→怖! 逃げろ! → 報告、オワリ。なので、全編スッキリしません。
現実にこういう部署があったら、まぁこういう対応だよね。という妙な説得力というかリアルさはあるのですが、個人的にそういうリアルさはエンタメに求めてないんですよね。
特に公園の公衆トイレの怨霊の話はなんじゃこりゃ状態。依頼者に憑依した怨霊を元の公衆トイレに戻しただけ。
キャッチアンドリリース。魚かよ! って突っ込んでました。そんなことしたらまた別の人が憑かれるでしょ。何のための相談窓口やねん。いやしかるべき部署へ報告はしてるんでしょうけどさぁ。
なーんの能力もない(眼鏡の方は視るだけはできますが)調査員二人がただ調査して終わりのエンタメ性の低い堅実な内容です。またバディの二人の絆とかそういうのも1巻時点では微妙。調査して逃げてるだけですしね。あくまで個人の感想ですがハズレでした。
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