天堂家物語【特装版】
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天堂家物語【特装版】

斎藤けん

特装版に気づかず通常版買って、追加購入…

2024年9月17日
(割引期間ということでこちらも購入しました。)
通常版購入前に、二択と知っていれば特装版を選択したかったと後の祭りで思ったが、存在自体知らなかった。読者には特装版もあるのだということ、どんな違いがあるのかということなど、供給側から前広に伝えておいて欲しかった思いは強い。仮に特装版のことを通常版購入段階知っていたとしても、通常版購入時では特装版がどんな内容なのかを知らず、内容検討出来るほど材料も無く、結局手を出さなかった可能性もあるのだが。
そもそも10巻台に達する頃から少し話の進みが遅くなったと感じて、暫く急いで買い足す気持ちが薄れてはいた。そこへシーモア(島)で13巻の頃から進展があるとの口コミを摑んで購読再開することにしたのだが、買っちゃってから、え?特装版あったとは!?、という経緯。特装版の方がいい…という声も聞こえて胸中フクザツだった。
それでも、お安い期間中に耳寄り島情報をもたらして下さった方のおかげで、この特装版、身軽に動けた。定価で通常版と特装版両方は無理だった。
小冊子が、踏み込んだシーンで頁数を割いて二人の仲の深まりを示すので、二人の成り行きを特に気にする人には本編より満足度高いかと思う。
立花ターンもある。私には多少芝居がかった演出に感じた。
価格のことはあったが、小冊子部分が付加価値と考えると、他の諸問題について考察を深められる訳ではなく、もう少し肉付け材料あっても、との気持ちもある。
さすが少女漫画、蘭の肉付きがずっと読み進めてきた読者の想定を変に崩さず描いてくれたようで安心した。
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