このレビューはネタバレを含みます▼
人生に疲れた…という程でもないけど、思春期から多くの傷を持ち擦り切れた感のあるアラサー泉。対照的に、若く(大学生)スポーツマンで挫折知らずの(ように見える)千々石との、デコボコ・年の差ラブストーリーでした。
もう、これは完全に個人的な好みの問題で、私には弟がいるので(と、私は思ってるんですが)自分に置き換えた場合、どうしても年下の攻めには傾かないんですよね。だけど今作の千々石は、ちょっと刺さりました。千々石の博多弁(かな?)とっても良い感じで、時々「俺」のルビが「オイ」になってると気づいた時は、可愛くてほわっとしました。方言だと言葉の圧みたいなものが、より伝わってくる気がします。でも、ルビが振ってない所は「オレ」と読んでしまい、その時はあまり気持ちが揺れないので、やっぱり方言パワーは絶大だなと思いました。年下わんこ系攻めがお好きな人にオススメです。