【合本版1-6巻】恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
永野水貴/とよた瑣織
このレビューはネタバレを含みます▼
フラグ回収が楽しい作品です。が、3巻までオトナ女子と若いイケメン来訪者と喋る剣だけの隔離された世界にいたのに、聖剣が邪魔するから二人の距離が縮まらず、問題解決もせず次巻へ。 3巻までは剣が文句は言うのに手伝わない、口うるさい舅姑に見えた ( 4巻以降は、恋人いない歴=生存年数の独身マジメ娘を チャラいイキリ小僧から守る、昭和の頑固オヤジに見えてきたw 剣が一番、思考がマトモ ) 4巻、5巻はテコ入れなのか予定通りなのか、女性読者がトキメく展開になったけど結局 問題解決はせず。 6巻では登場人物が増え、もはや結末が全く想像できないw あまりに進展しないから、版元から「 売れるからストーリー引き延ばせ 」って指令が来たのか? と勘ぐった。 作者先生の短編SFを読むと、どれも貧乏クジ引きまくってるドアマットヒロインが、終盤まで不幸なまま+ヒーローと ぎこちないorくっついていない&物語の終了間際まで戦闘シーンが続き、オマケ程度の数行で「 二人は結ばれました、めでたし 」と終わるので、この作品も終盤まで魔物と戦ってそうな気がw 6巻でイレーネにすり寄ってきた、ロイドとはタイプの違うイケメンは彼女を利用したいの? ロイドが嫉妬する未来が想像できるが、その時はサルティスに「 ヤツは魔法を教えてくれるなら金銭でも道具でも 可能な限り用意し謝礼すると言ってる。対して貴様は、初対面でイレーネの命と剣を奪おうとした+その聖剣欲しいからオマエを倒す為の技術教えろとアタオカ発言+無理矢理 居座り 衣・食・住の世話をしてもらい+無償で貴重な魔法教えてもらい+命まで助けられたのに、いまだ物的謝礼をしてないやろ。ヒモかジゴロかよ! ヤツの方がナンボかマシやで?」とツッコミ入れて欲しいわ。 イレーネは超メンクイだと思ってたけどジェレマイアに1ミリもトキメいてなかったので ストライクゾーンが針の穴以下・ルイニング男子のルックスしか好みじゃないんだな、と思った。 ブライトより先に「あの言葉」を養子に放ったラファティ夫人は、その後どんな気持ちで生きたの? 実子・ロザリーが玉の輿に乗り 元気な子を次々産み 勝ち組になったのを、歓喜+安堵と共に「 ウィステリアごめんなさい 」と己の発言を後悔したんじゃ? 宝石男の為に全てを失った彼女が、その後 宝石Jr.を救う為に(長年努力し身につけた)魔法の力まで失ったの、不憫にも程がある。今後の彼女に幸あれ
いいね