一番遠くて、近いあいつ。~君に恋をするなんて、ありえないはずだった~
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一番遠くて、近いあいつ。~君に恋をするなんて、ありえないはずだった~

筏田かつら/猫井ヤスユキ

リアルで丁寧

ネタバレ
2024年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ごく普通の男子高校生の飯島くんと学年でも目立つ綺麗な北岡さん。そんな2人がちょっとした出来事から少しづつ仲良くなっていく。。飯島くんは自分の事を謙遜し過ぎ?それとも今時の男子ってこういう子が多いのかも?ちょっと冷めていて自分に過剰な期待を持たずに受験勉強に励む。でも、心は凄く綺麗で自然に人を助けたり家の手伝いしたり。飯島君の心の呟きがとても飾らずリアルで共感できる男の子も多いのでは?
自分は女子校だったのでどちらかと言うと久美子ちゃん目線に共感で、学校のヒエラルキー?とか良く分からないのですが、もし、本当にそんな感じならば色々大変そうだなぁと。
飯島君も北岡さんもお互いを少しずつ意識し始めて、少しずつ話したり仲良くなっていく様がリアリティがあって読んでいて引き込まれます。人を好きになっていく心の描写が丁寧に描かれていて、青春だなぁって。原作がしっかりしているからかと。絵も1巻始めより2巻の最後の方はぐっと上達されて上手くなってきてます(偉そうでごめんなさい)。登場人物も今のところ嫌な人も居なくて、(夏合宿で痴漢みたいな同級生はいたけど)これも現実的で自分としては読んでいて不快ならなくて好きです。
受験生という自分と向き合う辛い時期の2人の恋の行方が凄く気になり、続きが楽しみです!
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