なびかないにもほどがある
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なびかないにもほどがある

ここのつヒロ

『この犬はまだ〜』スピン元で初コミックス

ネタバレ
2024年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミックスとは思えない完成度でした。意識していませんでしたが、この作品で先生の作品をコンプリートしました。私は読む順番が前後しましたが、この後にスピンオフの『この犬はまだ甘い毒を知らない』があります。
内容は、表題作ともう1作、だいたい半々くらいの量です。シリーズという意味では、野球部のキャラが数名重複している感じの緩い括りです。かと言って、スピンオフというほどスピン元の脇キャラが主役になって…という訳でもない感じです。言われないと気づかない繋がりなので、単独で読んでも楽しめると思います。
私は表題作のような強引な攻めが苦手なので、どちらかと言うともう一方の義兄弟で同級生の話が良かったです。大分ブラコンを拗らせてますけど、一途で溺愛、受けは健気で可愛いくて最高でした。
多分、両作を繋いでいるのは、どちらの作品でも特別重要ポジションでもキャラでもないけど、人柄が良く明るい性格の憎めない子だった嶋くんで、彼がいい味出していました。
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