このレビューはネタバレを含みます▼
偶然居合わせた居酒屋の隣で…たまたま乗り合わせた電車の先で…たまに会うコンビニの中で…
きっと私のありふれた日常の中にも、渉や石井のような恋をしている人たちが居るんだろうな~と思いながら作品を愛でています。流されたり絆されたり、弱さと狡さと面倒くさい自分を持て余したり、等身大に「今」を息吸って吐いて歩いてる。若くたっていきなり盛り上がって最初からMAXにならないよね〜とか、全てがリアルに丁寧に描写されてて好き。最初に読んだ時に、タイトル含めてなるほどなぁって感心したけど、再読のが何倍も味わい深いのでおすすめです。