どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
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どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます

セレン/碧貴子/すらだまみ

👑お薦めしたい最高の作品❤

ネタバレ
2024年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 未読の方々には、完結した今だからこそ、ぜひお薦めしたいです。

王太子or第◯王子が男爵令嬢or子爵令嬢or義妹を侍らし“真実の愛“を公衆の面前で叫んで婚約破棄する作品の男共にリュシーを見倣わせたいわ…

王太子の責務、矜持と個人の恋心、想いでアニエスと拗れるリュシーの葛藤が丁寧に描かれていました。

1巻では不愉快なリーリエも4巻まで読むと憎さが和らぐというか、政に翻弄された憐れな令嬢…失恋して没落、アニエスに対しては嫌な女でも、ちょっと気の毒…

派閥争いや情勢も丁寧に説明されていて想いだけでは覆せない貴族社会の厳しさも描かれていて読み応えあり、作画も美しく、出会えて良かったと思えるお薦めしたい作品です。
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