妖狐の旦那さま~大正花嫁奇譚~【描き下ろしおまけ付き特装版】
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妖狐の旦那さま~大正花嫁奇譚~【描き下ろしおまけ付き特装版】

もものもと

4巻で読みました

ネタバレ
2024年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今現在最新刊の4巻まで読んだ感想です。

今流行りのお話系ではあります(不憫なヒロインが素敵な旦那様に娶られる系、妖もの)
正直な話、特筆する事もないと感じられましたが、4巻の終盤、姉の話に心が動かされました。
おまけマンガも、それに関連するお話でよかったです
姉妹が不幸になった諸悪の根源は、あの姉妹の親だったのかと。はたまた没落した家の不幸が根源か。
どこまでも誰か(他者)を思うヒロインと、最期の最期にヒロインと家族というものを顧みる悪役の姉という構図はとてもよかったと思います。
できれば、二度と戻らない命にしてほしいですね。今後、邪神が倒されて平和になりました…からの、生き返った姉「ごめんね、……よかったら、一緒に合奏しない?」ってなったら興ざめしそうではありますね(それはそれで大団円なんでしょうけどね)
悪役は悪役のまま散って、けれど、悪役だって事情があり悪い所ばかりじゃないというのが個人的に練度の高いいいお話だなと思います
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