ゲレンデマジック101号
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ゲレンデマジック101号

日暮くれ

甘さ控えめ?

ネタバレ
2024年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ全6話+描き下ろしで181ページ。初読み作家さんなのですが、Xでコミックス発売の告知を見て試し読みしてみたら、絵がすごい好みだったのと試し読みの続きが気になって購入しました。スノボ中に助けられたことをキッカケに、それまでずっと友人だった真澄が気になりだしたノンケの小豆。そのまま雰囲気に流されるように一線を越えてしまって…というお話です。作者さんも書かれてましたが、作品タイトルのわりにゲレンデのシーンがほとんどなかった笑。ワインをこぼしかけてグラスを支える手が触れてギューンとなったり、運転中急ブレーキで前のめりになりそうなところに咄嗟に庇うように手が伸びてギューンとなったり。試し読みの部分の引きが強くて、その後もキュンキュンを期待して読んだのですが、あれっ?思ったより糖分が足りない…。元々かなりの恋愛体質で、ときめきがあれば恋愛ができると断言する小豆。確かにきっかけにときめきは必要ですが、その後にももうちょっとときめきが欲しかったかな。文句言いながらも看病に来てくれたのは良かったけど、私には真澄が塩すぎた…。普段塩な人が好きな人だけに見せるちょっとした甘さが好きなんですが、それが全くないわけではないけど個人的にはもう少し糖分が欲しかったです。小豆の渾身の告白に「いやだ」と返した真澄にえーと思ってしまった笑。まあその後結局ナカヨシするわけなので、それくらいの塩加減が好きな方にはハマる作品なのかなと思います。
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