やんごとなきオメガの婚姻
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やんごとなきオメガの婚姻

遠野春日/サマミヤアカザ

両親の過去編

ネタバレ
2024年10月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前半はまだ良かったんですが、書き下ろしの展開が結構キました。しんどかった…前半もまあヤ〜なやつから目をつけられて、面倒くさいことになりますが、三宅さん…?何者?2つ年上の嘉瀬も不思議な同級生、という感じで、読ませる力があったんで、そこは面白かったです。が!後半の婚約やらお披露目やらに向けて、攻めとの時間がなくなる中、知らない会合にいって嫌がらせ、知らない人の車に乗って危険な目にあう、怒涛の結婚発表妊娠でなんかちょっと気持ちがついていけなかった。攻め、急に藤堂の家に入ることにしたからいろいろやらなきゃいけないことがあるのはわかるんですが、あまりにも登場シーン少なくて、これはちょっと悲しかった。本当に本能的に惹かれあったというだけでおわってしまっていない???まあ、受けは遠くから攻めの仕事ぶりいつも眺めていたみたいだけど。歳上の愛しきオメガ読んだ時から、この両親編は相当素敵な話に違いない!と期待が大き過ぎたのもありますが、あちらの方が面白かったです。始終攻めに守られていて。今作を読めば、いかに受けが世間知らずかということはわかるので、それ以降どこにでも連れ歩くようになるわけだ、と納得はしましたが。結局攻めのことがほとんど何もわからないで終わったのが惜しいよ!!絶対、悠真さんと似ているというからには、この攻めあたしの好きな攻めに違い無かったんだから!!!無念。まあ、雅巳さんが思うほど、雅純さんが恵まれていたわけではないということもわかったところで、この2人は仲良しさんになって欲しいですね〜やっぱり同性のなんでも話し合える関係って憧れるし、安心感がありますよね。この話読んで思ったのは、2人はとても似ているということです。きっと良い関係になれると思う。雅純さんの親、自分が一人っ子ならアルファの女迎えてでもアルファの子ども生ませたはずだとかいうモノローグあったから、どれほど非道な親かと思ってましたが、普通でしたね。そこだけなんか違和感を覚えました。
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