女子高生の無駄づかい
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女子高生の無駄づかい

ビーノ

いい意味で才能の無駄遣い

ネタバレ
2024年10月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 島でお勧めされて1巻を読みました。
まず1コマ目に「あだ名:バカ」と書いてある時点で、読者によってはビックリして読むのをストップさせてしまうかもしれないなと思いました。
でもそれを見込んだうえで、あえてこの路線を突き進むのが、すごく潔い。
まずは1回目、普通にコメディとして読了。あとがきで低所得Pでボカロの曲も作っていることが分かり、3曲ほど聴いてみました(作中のイラストで「auLeIia」だと判断。対になる曲の「auRelia」も一緒に聴きました)こちらの曲が切なくも、十代のセンシティブな気持ちを見事に表現されているので、意外でした。
その曲を聴いた後、もう一度作品を読むとシュールな中にも女子高生のヒリヒリとした感情が浮き出てきて、リアルな部分を感じます(特にヲタ)
十代特有の無敵感や中二的な考えも、この年齢だからこそ輝き、大人になって振り返ると、いい思い出(痛い思い出?)になるんだろうなあ。
若いころの友情を思い出して、懐かしく感じる作品でした。
あと、女子大生が好きな先生がボカロPして、あんな素敵な曲を作っているのも面白いです。
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