やたらやらしい深見くん
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やたらやらしい深見くん

松本あやか

裸の付き合いは上手なのに…

ネタバレ
2024年10月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ なるほど、恋人として相性がいいのにセ○レから始まるとこんな風に拗れてしまうのか…というやらかしを実にいやらしく丁寧に教えてくれる大人の教科書。
なぜセ○レかって、カレシだの配偶者だのと仰々しい責任を負わず性処理を行うためなわけで、めんどくさくなる前にフェードアウトするのがセ○レの流儀だとおもうのですが、それをわきまえているはずの梶は服を脱いだらどタイプな深見に出会い、というか発掘し、初めて自分を見失っていく。
恋という黒船がやってきたことで2人は均衡を保てなくなり、どこまで踏み込んでいいかわからずに右往左往。
嘘でしょ?あれだけ濃厚なぶつかり稽古をかましておいてこの2人…服を着た途端にどうしたらいいかわからなくなってしまうんですよ…不器用すぎる。
見ているこっちは「いやもうそれ好きだよ、付き合っちゃえよ」と何度思ったかわからない。
それなのに当人たちは精神的な一線を守るため「好きになるな」と予防線を張ったり、重荷にならないよう立ち回ったり、遠慮したり、我慢したり…そんなふうにヤキモキしながら心を通わせていく様子が歯痒くもにぎやかで愛くるしい。か〜ら〜の、両想いエッチがエモすぎる。梶なんか感極まって手が震えちゃって(単話16話にて)。
トラウマを克服し、恋愛童貞同士手に手を取って幸せになってもらいたい。そう願わずにはいられない魅力あるキャラクターたちです。
アニメ化決定はめでたいことなのですが、超濃厚エロエロぶつかり稽古の数々はどう映像化するのでしょうか…
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