左隣にいるひと
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左隣にいるひと

可南さらさ

小説 親友再会モノ

ネタバレ
2024年10月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中学からの同級生江沢と生方が高校卒業以来5年ぶりに再会してって話。小説。可南さん好きで作者買いしました。特に「旦那様の通い婚」の攻めザマアと受け君の成長が良かったなあ。今回は同級生再会モノで、再会モノ大好きで期待大で読みました。攻めの生方は、見た目王子で溺愛なのに慎重で臆病で優しくて泣き虫なヘタレワンコ。受けの江沢は対照的に曲がったことが嫌いな感じのオラオラ受けで、好きだけど素直に言えなくてね。前半は江沢目線、後半は生方目線。前半は面白くて一気に読んだんだけど、後半は攻めの生方があまりに鈍感で、そばにいるだけでいいってずっと言ってるのがちょっとくどかったかな…読み飛ばしてしまいました。あとね、表紙が木下さんで嬉しくて読んだけど、挿絵が一切なくてガッカリ。挿絵ないとガッカリしちゃうんだよなあ。生方の親もあまりに酷くて、こんな可愛い息子をなぜなすりつけ合うのか、親の気持ちが全く分からなくて気になって物語も楽しめずで。こんなに酷い親に描くならなぜそんなに酷いのかも描いて欲しいな…再婚したいから息子をなすりつける、嫌いな夫に似てるから引き取りたくないって、え???なんで???ってなる。サイコパスなのかな、でもそれにしては新しい家庭で産んだ息子は大事にしてるしね。ダメだー親の心理が全く分からなくてもやもやもやもや。
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