『精霊の花嫁』の兄は、騎士を諦めて悔いなく生きることにしました
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『精霊の花嫁』の兄は、騎士を諦めて悔いなく生きることにしました

池家乃あひる/松本テマリ

1巻の感想です

ネタバレ
2024年10月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルが面白そうだなーと思って手に取った初読み作家様。WEB版を書籍化するにあたり大幅加筆したとのことなので、それもあってかストーリーの進み方は超ゆったりです。1巻は、毒親と、生まれた時から精霊の花嫁になることが確定してる甘やかされて育った毒妹(笑)とその取り巻きたちに、徹底的に人格否定されて育ったディアンが、遂に耐えきれなくなり家出した先で、犬を連れた旅の男(実は精霊?)と出会い、旅の道連れとなる…あたりまで。なぜかディアンには誰もが受けられる精霊の加護が与えられず…というのにも裏がありそう。ディアンほんと不憫。父親がしたこと、全て裏目に出て…。まだ先読んでないけど、ディアンの父が精霊と交わした約束、自分の子どもを精霊の花嫁に差し出すというのは、性別は女じゃなくてもよかったんじゃね?相手精霊だしー、と勝手に思ってます。WEB版ではその先のストーリーも出てるみたいですね。ディアンが痛い思いしてるシーンが長い上に、ディアンの心象風景の描写も長いので、同じ場面がずーっと続く印象。ディアン幸せになって欲しいです。じっくり読みたい人向きかな。
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