このレビューはネタバレを含みます▼
全部が突飛すぎてついていけなかったです。科学系は苦手じゃないけど、パラサイト・イヴの作者さんの短編(題名忘れた)読んだ後みたいでした。SFな研究実験の説明だらけで、ふむふむ、なるほど(わからん!)みたいな。
登場人物ほぼ変人てのは分かった。ちゃんと好きになったし恋人になって良かったけど、やっぱりはじめに薬で嵌めた(物理的にも)ことに変わりはない。どうしても、そこに嫌悪感が残ってしまったのは否めない。完全に外部と遮断された無法地帯での、事故に見せかけたキメセクはヤバい…例えばトー〇事件やカルトを思い出し、洗脳と言う言葉が過ぎる。
せめて気持ちがあったと思えるのが救いだけど、攻めは受けをいつ好きになったんやろ?恋の自覚がなかった(恋を知らなかった)みたいだし、助手になった時から好きだったのかな?心体どころか命さえ、自ら志願しここに来ればどうなってもされても自己責任であると言わんばかりの言い草…怖い。
評価がめちゃくちゃいいので気になって読んでみましたが、前半のドラッグセッ場面が好きじゃなく、後半のシラフセッもむず痒くて私には合わなかったです。主人公もちょっと小賢しい気がして(特に後半)好きになれなかった…。勢いで全巻買わなくて良かった。