鬼の花嫁
」のレビュー

鬼の花嫁

富樫じゅん/クレハ

梓が原作と違いすぎて蛇塚擁護の描写が酷い

ネタバレ
2024年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作で可哀想な花嫁だった梓がとにかく酷い改悪をされていて、花梨のように追加シーンを期待していたので本当にショックです。
漫画4巻ラストに出てくる新しい花嫁・梓の相手のあやかしは階級も霊力も、何より顔面偏差値が下位で梓に全く釣り合わない上、花嫁の扱いが残念すぎるあやかし。
第一部の瑶太が花嫁を甘やかしすぎたヘタレだとするなら、蛇塚はモラハラ経済DVデートDVフルコンボ、そのくせ外面が良くて梓にちょっとでも言い返されたらその場で号泣して友達や一族を味方につけて梓を悪者にする。
梓の言葉を借りるなら「卑劣で最低なあやかし」で実際その通りなのですが、原作者が細かく漫画担当に容姿をリクエストするくらい思い入れがあるとかで、この先レギュラー化します。
梓じゃなくても蛇塚の花嫁にされたら、よほど金目当てで相手のあやかしを好きじゃなくても割り切れる女性じゃないと結婚も子作りも無理だと思います。
ただでさえ美人で理想の高い梓は玲夜に一目惚れして花嫁になろうとパーティーに参加していたのに、勝手に蛇塚に花嫁に選ばれて、電話の一本も話しかけもしてこない癖に自分の縁談を梓が受け入れてくれると思い込む童貞コミュ障。
蛇塚も両親も梓の実家が多額の借金を抱えていると知っているのに、なぜか梓に直接コンタクトを取らず梓の両親にしか縁談を伝えなかったので、金欲しさに両親が勝手にOKしてしまって…という展開になり、真実を知っても子供を産ませたい蛇塚家と花嫁とラブラブいちゃいちゃしたい蛇塚によって強引に婚約させられます。
この時点で梓が可哀想すぎるのですが、柚子と透子は自分たちが恋人のあやかしと結婚できるからと上から目線で「蛇塚が可哀想」「借金払ってもらってるくせに」と責めたせいで、梓は悪女と周囲に悪評を立てられ孤立。
しかも最近は展開がゆっくりで話数稼ぐわ、柚子上げ・蛇塚上げで梓下げの描写が酷すぎてもう読む気がなくなるほど酷い。
漫画担当変えてもらえませんかね?
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