聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ?
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聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ?

渡邊香梨/甘塩コメコ

ジレジレではある

ネタバレ
2024年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻無料だったので、読んでみました。
腹黒宰相・エドヴァルド×巻き込まれ姉・レイナ
幼少より「努力」が嫌いな双子の妹の尻拭いをさせられていたレイナが自由を計画し手に入れたと思いきや、聖女として召喚された妹の補助として乙女ゲー異世界に召喚されてしまう。せめてもと責任者のエドヴァルドに手助けする代わりに妹接近禁止を取引。知識を貪欲に吸収し、信頼できない代わりに一宿一飯の恩義だと女主人の仕事である領主とのやり取りや、エドヴァルド失脚を覆すためにゲーム知識を総動員して「自分自身が必要とされたい」欲求にひたすら邁進する。エドヴァルドも最初は妹の肩代わりをさせる軽率な判断だった事を反省し、聡明さと強さと脆さに徐々に惹かれ始め、今ではどうやって「元の世界に帰りたいと思わせず自分の傍に置けるか」、帰らせないと明言し好意を隠さないほどになる。陰謀渦巻く中、無事に妹の代わりを務められるのか、エドヴァルドの死亡フラグは回避できるのかまだまだ問題は山積みだ!…な1巻。気になるんだが、妹が召喚された後、両親から行方不明の連絡なかったんかしら?やっぱり地頭がいいと問題解決能力高いの、ストーリーがどんどん進んで面白い。レイナとしては妹の問題解決したら、正体知らない他国にとんずらしたいなと思うわけだけど、エドヴァルドが腹黒だけど誠実なのかほだされる!続きが気になりました。
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