恋できないのは君のせい
」のレビュー

恋できないのは君のせい

澄谷ゼニコ

感情移入できるのはいい作品なのだが…

ネタバレ
2024年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 息できないのは君のせいのスピンオフ。プロアーティストでサックス奏者の三好と飄々として食えないタイプの女装家?悟桐のお話。
愛のない関係で転々としてた三好が女装の悟桐に興味を持ったところから始まるのですが、話のメインは三好が音楽とどう向き合うかについて。悟桐がいなかったらなあなあのまま続けてたかもしれないというくらい、悟桐が強引に入り込みかき乱し、その中で三好が音楽に対しての気持ちを認めていくので、正直悟桐の捻くれた愛の言葉がなかったらBL感はないかな。二人の仲もプライドの塊三好と鰻のように掴めないタイプの悟桐なので、角度ついてる?ってくらいほぼ平行線な状態で距離が縮まっていくし、悟桐は本編も出てきてるからあっちでもなにかあるかもね。
個人的には悟桐がどうも苦手で、三好同様イラッとさせられる時もしばしば…。感情移入はできてるのはいいのだけど、それはワタシ的にも作品的にも良くなかったんじゃないかな…。
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