ヒズ・リトル・アンバー
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ヒズ・リトル・アンバー

ナツメカズキ

ハマったー!!!!!

ネタバレ
2024年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙絵に惹かれてずっとカートに入れたままで、気がつくとナツメ先生の作品がずらっとカートに入ってました。ただ、どうしても一歩が踏み出せなかった。偏食な私はあらすじを読んで、もしかして苦手なやつ?と尻込みをしていました。でも、画の醸し出す雰囲気と魅力にぐいっと惹かれ、おいでおいでをされているように思い、お得になっている今だ!とまず手始めにソフトそうな作品から購入。見事にハマッチング!でございます。これなら他作品も大丈夫!というなぜか確信を持ち、全作品コンプリート。どの作品もよかったのですが、その中でもこの作品が1番ハマりました!カッコよな表紙絵の美青年コウ。いろんな意味で期待を裏切りません。カッコよなだけでなく、豹の時の姿がまたなんともいえず可愛いし綺麗だしで、すご…プロの先生に大変失礼ですが、作家さんて動物画が本当にお上手。一休さんじゃないけど(これ分かる人…ふふふ)、画から豹が飛び出してきそうなほどリアルで丁寧です。ストーリーはファンタジーよりですが、キャラクターの心情の機微や心の閉から開への感情の移り変わりを、表情とコマと短いセリフの中でも、的確に表現されているので、きちんとヒューマンBLとして成り立ってると思います。どの作品も起承転結が綺麗にまとまってるんですが、結になったあとの余韻の残し方がとてもお上手で、もっと先を読みたい!読みたいけど、自分でいろいろ妄想するのもいいなぁ…と思える終わり方です。抜群にストーリーの構成が上手くてセンスがあるなぁ…と思いました。後悔と悲しみを引き摺っている源滋だけど、私もつばきの言葉に一票。あの時ああしなければ、ああしてれば…って後悔してると、極論あの時出会わなければって思うの?残された人が悲しいのは当然だけど、残して逝った人も同様に悲しい。愛しい人が自分のことで苦しんで悲しんで、前に進めない姿を見守るのはもっと悲しい。うん!やっぱり拾われたのは源滋のほうだね。汚れなき一途なアンバーに救われた源滋。いいハピエンだ。そしてオシャんな画もさることながら、まあエチがねぇ…最高にエロくてリアルで色っぽくて…よき。エチの入れ方も綺麗だしセンスあるな…と。長々と脈略なく書いてしまいすみません。要約するとすべて☆5の秀作です。また私の中の崇める作家様が増えました。ありがとうございました。
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