このレビューはネタバレを含みます▼
木下先生の作品の中で、一番好きな作品です。三島先生と有岡君のそれぞれの思いが切なすぎて、何度も何度も読み返してしまいます。有岡君は先生に何度も「好き」と言ってるのに、先生は最後まで有岡君に「好き」とは口に出しては言ってないんですよね。なのに卒業式後に二人で星を見に行った帰りに結ばれるまでのシーンは、表情や仕草で上手に表現されてて、あー、いいなーと感動します。続編、あるといいな。
ただ、何度も読み返してるが故に、気になるトコロも出てきてしまって。「生徒」では、一度脱がされたズボンが次のシーンでまた履いてたり、カップを持っているはずの手から、カップが消えてたり。「初恋」では、真さんのマンションに入るトコロでコートの色が抜けてたり。大事なトコロで気になってしまうので、修正して欲しいな、とも思います。