どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
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どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます

セレン/碧貴子/すらだまみ

最終巻までは読んでないけど

ネタバレ
2024年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ セールの3巻まで購入。
いやー実に清々しいまでのクズ王子でした。
ヤンデレ王子とあるけど、ヤンデレじゃない!全然デレてない。リーリエに対して近づいたことも、アニエスに対しての仕打ちも、王太子として王命のもと動かざるを得なかったことは、第3巻でモノローグ的に説明があったので。

それでも!それでも!
リーリエと出会う前の二人のは距離はどうだった?アニエスはリュシーから『愛してる』と囁かれた?否。心からの敬愛を態度や目で示した?否。彼の口から発する言葉は『殺したいほど憎い』という、女性ならば心臓を抉られる言葉が婚約者から言われたら…哀しいよ。よく耐えたアニエス。
結局肉欲に溺れたというていにしか見えない残念王子で。。

3巻ではまたリーリエが出てくるしそれにリュシー王子がどう関わるのか、、
彼のことだから芯からリーリエを粛清することはできないだろうな。

例えば読み手でストーリーが分岐するタイプの作品ならば、アニエスがざまぁでリュシーをこっぴどく振って(振ったけど)リュシーが叩きのめされる様を見てみたかった(あったけど)

これからも延々と続くなら購買意欲が削げたけど、4巻完結なのでリュシーがリーリエをどう扱うか見定めてやろうではないか
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