オッサンの異世界は、何故かハードモード。
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オッサンの異世界は、何故かハードモード。

画狼/北沢きょう

チートなし、待ったなしの異世界

ネタバレ
2024年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルがタイトルだったので、長いこと購入を見送っていた作品でした。このタイトルってことは、おじさんが主人公・・。イケメン、くれ。でも異世界ものを続けて読むと、どれもとりあえずは同じような入りで、チートもマイナーチェンジはあるけれど基本同じ感じで、ちょっと飽きたなーとこの作品をポチりました。スタートは、まごうことなきおじさんが主人公で、しかもヒゲ・・。四十路・.。白銀の少年が登場したあたりで、おじさん攻めの少年受けね、と思っていたら、な、な、なんですとーっ。おじさんが受け!?いや、おじさん、また転生しちゃって次は少年になってるんだけど、心が、心がおじさんのままなのよー。体格いいのは育ったシルトの方なんだけれど、2人の関係が「おじさんと少年」のままっていうのが、すごくわくわくしておもしろかったです。誰もが恐れる皇帝であるシルトをタカユキが「俺の天使」呼ばわりするのも。タカユキの性格が思いやりがあって明るくて前向きで人情味があって・・と本当にいいし、シルトはシルトで、「タカユキしかいらん。いなくなったら病むからね」の構えが愛しいし、脇のキャラもそれぞれが魅力的でした。タカユキを前にするとシリアスモードから突然アホが発動する皇帝・シルトがツボで、これ、延々と見てられるやつ、と思いました。
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