玉響
」のレビュー

玉響

ゆき林檎

綺麗で切ない

ネタバレ
2024年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時代背景に合ったビー玉が効果的に使われていて、情緒あふれるお話に心が浄化されました。

やっと結ばれた二人を見て安堵していたらラストが…!

タイトルの玉響の意味を調べたら「玉が揺らぎかすかに触れ合う」様子から「非常に短い時間を表す言葉」と出てきて涙腺崩壊しました。

すれ違い、やっと結ばれた二人の時間もそう長いものではなく、二人の人生そのものが「玉響」だったんですね。
褒め言葉ですがこれはしばらく引きずる…ハッピーエンドなのに。
そんな二人の幸せな時間が少しだけ見れる続編の「或る日」を読んで少し救われました。
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