捨てられた皇妃
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捨てられた皇妃

iNA/Yuna

賛否両論ある漫画

ネタバレ
2024年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後まで読んだがどうしてもヒーローとのハッピーエンドを喜べない。


回帰前は異世界からきた女を愛して皇后とし、皇妃のヒロインに皇后がやるべき政務を任せてこきつかうだけ。
顔を合わせる度に文句を言い時には暴力をふるい、一度襲ったことで妊娠したがそれも疎み、終いには貴族の陰謀を信じヒロインの父親を反逆者だとして彼女を貶めた。ヒロインはそれに怒りヒーローを刺したことで処刑されて回帰した。
回帰前のこれらが魅了の影響だったとかなら、まだ擁護できる。彼が怒りっぽかったのは毒の影響だったとか、皇帝である父親が厳しく愛を感じられなかったのにヒロインには優しかったり、大切に思っていた彼女の母親のことを娘である本人は覚えていないことから嫌っていたというのは擁護できる理由ではない。
同じく記憶を持って回帰した異世界女はヒロインの処刑後は彼が段々冷たくなった、最後は捨てられたと言っていたが冷たくなったのは毒の影響やヒロインがいなくなって回らなくなった仕事のせいだろうし、捨てられたというのもヒロインの考えでは異世界女とその子供を守るために遠征に行ったと。
回帰前は別の女を心から愛した男をヒーローとは思えない。
命の危機になったヒロインを抱えて泣き愛を伝えるヒーローのことを、あんな姿を見たことないと異世界女は言っていたけど回帰前は異世界女を同じように大切にしてた。
今回処罰された貴族派の人間や異世界女を機に回帰したらまたヒーローはヒロインを酷い態度をとるんじゃないかと思ってしまう。

ヒロインもヒロインであまり能力の高さを感じられない。
意気込みだけで結果はすべて周りの人のおかげでなんとかなってる。

漫画ではかなり省かれているようだから原作だとまだましなのかもしれないけれど、ヒーローは回帰前は変わらず愚からしいし。
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