このレビューはネタバレを含みます▼
王弟妃とその近衛(主人公の婚約者)のロマンスのとばっちりを受ける王妃付侍女の主人公ですが、10年踏ん切りがつかずずっと続けていた婚約にやっと動きが…という流れです。
10年分の時の流れや苦悩があっさり展開してるようにも思え、ストーリ上10年とする必要があったのかとは思いました。5年でもなんとかなったのでは。
1巻で新しい恋愛へ向けてという話が出ますが、この先そういう展開は全然出てきません。いつかは出てくるのかもしれませんが、恋愛方面を期待して読まれるのはお勧めしません。胸キュンとかはそんなにないです。新しいキャラが出るたびに恋愛相手のようなフラグが立つので、最終的に誰と発展するのかも全然わかりません。
どんどん陰謀渦巻く王宮(国情勢)の方向に話が展開していくようなので、終着点が見えないのが現状です。それを踏まえて読むなら各キャラクターに個性があるので面白いとは思います。まさかここまで続くと思わなかったというのが、正直なところです。