転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint
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転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint

青辺マヒト/十夜/chibi

巻が進むにつれ面白いです!

2024年10月18日
最初こそ好みのタイプの主人公じゃない?と思っていましたが、全体的なストーリーが深く・面白い作品です。1巻のみを読んだ時には主人公フィーアにあまり可愛さを感じず、兄達も騎士バカというよりも、冷たいし…死んでもいいみたいに言うし…本当に兄妹?って思っていました。でも巻が進むにつれストーリー自体は面白いし、続きが気になって「あれ?軽くハマってる?!」6巻辺りでは「やっぱり好きな感じのストーリーかも!」ってなりました(笑)かつて大聖女であり王女であった主人公のフィーアがタイトル通り、大聖女の力を(ワケあって自分なりに)ひた隠しながら、鈍感・天然・慈愛で逞しく周りの優しい人達を救い・優しく見守られながら色々と乗り越えていく…的な…(その他も色々深いけど)
最初はフィーアが幼いからか?(バックボーンがあまりみえないままだからか)会話やノリがズレているせいか?読むのに少しだけ疲れてしまう時もありましたが(元々 小説がそうなのですね)全体的なストーリーとして世界観がみえてきた瞬間、どんどん面白くなっていき、興味が持て、早く続きが読みたくなる作品になっていきました。男女問わず人気な理由がわかります。それにしても…黒竜ザビリアは強くて可愛いし、4巻でのザカリー団長は男前だった…!シリル団長も優しくて素敵だし、次から次へと登場してくる300年前の男性陣含め、みんなキャラがよいです。初見で判断して読むのをやめてしまうのは勿体ないです。読み続けてよかった!コミックスを描かれているのは男性かと思いますが、フィーアも段々綺麗になっていき、男性陣も綺麗で丁寧に描かれているので、この先も楽しみです。
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