百日の薔薇 Maiden Rose
」のレビュー

百日の薔薇 Maiden Rose

稲荷家房之介

覚悟して

2024年10月19日
読むべき本だなと思いました。
主人公タキ、そして彼の唯一の騎士クラウス。
重厚な背景を縦軸に、2人の純粋かつ行き違う愛を横軸に、作品が織りなされて行きます。
クラウスの命を賭した愛とそれに応えられないタキの哀しさ。
国と国、そして皇位継承争いなど、運命に翻弄されるタキ、その盾にになるクラウス。
それぞれの生き方の、その先に何が待ち受けるのか?
万感の思いが、読み手の我々に突き刺さります。
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