スイートルーム/0226
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スイートルーム/0226

かのさゆり

初コミックス

ネタバレ
2024年10月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作ともう1本、「春の嵐は種を蒔く」が入っている。

読み始めての印象は、少し懐かしい感じがしたこと。
なんとなく90年代や2000年代の息吹を感じまして(笑)
地方都市が舞台で、全国展開しているホテル王がいて、若き社長がいて。父親が亡くなって祖母ひとりになったら戻ってきた主人公が幼馴染の兄さんに恋をしていたけど、結婚すると聞いて自暴自棄になったところをホテル王の同窓生に助けられるところから始まる。

ホテル王の執着、主人公の勘違いが軸かな。土地売買に関する利権は、ちょっとわかりずらかったかも。
色々盛りだくさんではあったかな。
ハピエンなのでよし。

もうひとつの作品は、切ない背景同士の話で、尾崎豊の「Ohmy little girl」を彷彿とさせる話。ひどい世の中で肩寄せあって生きる2人、みたいな。短いので、多少急ぎ足だけど、よかったですよ。
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