このレビューはネタバレを含みます▼
『デンパ男とオトメ野郎』のスピンオフと知り読んでみました。死体が苦手で何度も現場で気絶するようなダメっぷりなのに、鑑識も気づかないような些細な違和感や事件性を見逃さない（特殊？）能力を持つ飯島の設定が、不謹慎だと思いながらも笑ってしまうくらい面白かったです。凄惨な事件現場の詳細を読んで理解しつつも、飯島の行動やぼやきについつい笑ってしまう場面が多くありました。対照的に、見た目も性格もまるで違う堅物・仁科さえも呆然とさせる天然ぶりが最高でした。
私は、出版年が後であることからこちらがスピンオフと思っていましたが、もしかしたら逆かもしれません。新着順に並び替えるとこちらが先になりますから…そして本編のラストにおまけで『デンパ男とオトメ野郎』の試し読みがありますので、やはりこちらが先であちらがスピンオフかな？と思います。どちらも未読の方は、こちらから読んでみて相性を見るのがオススメです（『デンパ男〜』は３巻ありますので）。そして、どちらも警察組織の中でも珍しい職業で設定も面白いですし、ストーリーも最高に好みなので、続編を切に願います。
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