躾のいらない私の番犬【電子限定描き下ろし付き】
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躾のいらない私の番犬【電子限定描き下ろし付き】

鶴子

ケモ耳&尻尾のモフモフが堪らない!

ネタバレ
2024年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作者さん買いです。狼の獣人アデル×魔法使いのフォルカのお話で、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計215ページ。とりあえず絵が綺麗で読みやすい!背景とか細かい小物もきちんと描かれていて、隅々までとても丁寧な印象です。あと、既刊「天と万雷」でもそうだったんですが、モフモフがほんとにモフモフです。柔らかい毛並みがモフッとしてるのが絵から分かるというか、モフッと掴んだらこんな感じだろうなと絵から伝わるというか。鶴子先生の絵柄とケモ耳とか獣人系の相性が良いんでしょうね。獣人と書きましたが、基本アデルはケモ耳&尻尾のみ。個人的にケモ耳は○、がっつり獣は×なんですが、アデルが獣人化する場面もありましたがそんなに気になりませんでした。というかむしろ獣人化してしまったアデルが、それでもフォルカのために理性を保とうとするのはすごい良かった!小さい頃のアデルも可愛くて、一緒にいたくて頑張っている姿が健気ですごい微笑ましいです。大きくなってからもナデナデされて嬉しいとか、意図せずフォルカを傷つけてしまって落ち込んだりとか、絵からしっかり感情が伝わってアデルと一緒に一喜一憂できるのが良かったです。フォルカはアデルのことを今まで意識したことがなかったとは言え、もうずっと前から唯一無二の存在になっていたんだろうなぁ。王道展開ですがとても読みやすく、おすすめの1作です。
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