黒狼王と白銀の贄姫
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黒狼王と白銀の贄姫

白木苺/高岡未来/vient

姉の発言は一部正しい

ネタバレ
2024年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 星2つは4巻を読んでの評価です。それまでは割と良かったのに……。
王妃となって母となったヒロインは中身も成長したのかと思いきや、とんだ誤解だった。周囲が警戒し、あれだけ諭してくれたのに。ヒロインは見るからに敵である姉を「信じたい」だなんて滑稽すぎる。「分かり合えない」と嘲笑う姉は正しい。人を信じるヒロインをヒーローは彼女の美徳と捉えているようだけれど、確固たる信念のもとに信じる賢さと、漠然とした不確かなものに縋って信じる愚かさは全く違う。王妃としても母親としても残念なヒロインに呆れてしまった。きっと彼女は自分で立ち上がることもなく、また誰かに助けてもらうのだろう。
4巻は読んでいてイライラしたので、この作品はここまでにします。
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