ハッピー・オブ・ジ・エンド
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ハッピー・オブ・ジ・エンド

おげれつたなか

BL界の不朽の名作になる作品

ネタバレ
2024年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私はおげれつ先生は「錆びた夜でも恋は囁く」から入りました。
その続編や他の気になる作品も読んできましたが、この作品が繰り返し読むお気に入りとなりました。
しっかりとしたストーリー構成の末にある終わり方が難しく一番重要だと考えるのですが、多くの方がコメントしているように、映画のように美しくやさしい、この先もこの物語が続いていくような余韻の残る秀逸したラストです。
直接的な暴力表現はそう多くはないと思うのですが、SMの中でも突き抜けた特殊性癖である行為の名称が出た後に、激しい暴力の痕を確認しそれが想像出来るシーンがあるので、もともと痛い事や可哀想な事が苦手なのに、救われることを信じてがんばって読まれた方にも、安っぽいハッピーエンドにして興醒めさせないでくれと見守っていた方にもハマる絶妙さだと思います。
エロはおげれつ先生の十八番である(個人の感想です)脇ナメあります。
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