王弟殿下の恋姫 ~王子と婚約を破棄したら、美麗な王弟に囚われました~
神山りお/早瀬ジュン/甘夏みのり
このレビューはネタバレを含みます▼
王子アレクが自分の愚かさに気付いてマーガレットと別れて更生する過程と、元婚約者メリッサへの謝罪と和解がメインの2巻。アレクの件が一段落して、やっとこれからメリッサとアーシュレイの話だと期待したのに、ページをめくったらいきなり一年後でびっくりしました。結婚式シーンすらなく、しかも結婚前に両想いになっていたと思ったのに、この2人はずっと両片思いのままで白い契約婚約・契約結婚を続けていたんですね…何で???展開がいきなり一年後で、その間の話がないのでさっぱり分からない。メリッサとアーシュレイのラブストーリーが圧倒的に少なすぎて、主人公はアレクとマーガレットだったの?という感じです。アレクも見聞を広げる旅に出たまま音沙汰無しで終わり。原作未読なので分かりませんが、これじゃあんまりな終わりかた過ぎませんか?後書きを読むと完結のように感じますが、完結表示はないし。途中まで面白かっただけに、これが最終巻ならあまりにも不完全燃焼な終わりかたでした。
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