来世もどうせ愛してる【コミックス版】
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来世もどうせ愛してる【コミックス版】

とまぜ/久松エイト

なんとも形容しがたい読後感

2024年11月2日
超能力が絡む、死なせないという想いが1000年の時を超える、何度も生まれ変わる、など。非現実的な要素のある世界観。前世と混ぜこぜでここまで切なく幸福感も溢れるストーリーにするのが凄い。作画もブレずずっと綺麗。睫毛とか髪の毛とか唇の厚みとか。前世のセッ久シーンの肉付きの良さ。どれをとっても最高でした。最後はハピエンです。呉羽のことを思うと切ないエンドだし、常磐を思えばハピエンだし、いろいろな受け取り方のある作品だと思います。書き下ろしを読んで本編にもさらに深みが出る。展開が唐突に感じる人もいるかもしれませんが、個人的には唐突な展開ではなく『やっとここまできた』んだなと思えました。1000年間抱き続けた想いがあってこそ、それが前提となっているんだと。余すところなく目を通すと、すごく浸られる世界観です。
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