このレビューはネタバレを含みます▼
屍様と呼ばれる呪いを受け継ぐ者。幼少期から、奉公先で疎まれ盗人になった者。
どちらも忌み嫌われ、必要とされたことがなかった。
出会った2人。椿と名をもらった盗人。雇われ世話をするのは仕事だからと言い聞かせる。
腐った身体に異臭、誰も近づかない、気味悪がられる屍様に、「普通」に接した椿。
互いにかけがえのない者になる。
ファンタジーだけど、人の偏見や誤解、人権を無視さした扱いなど、世知辛い背景は、人間の醜さを風刺しているようだ。
優しさや思いやる心、人を信じる心など正の部分が恋愛模様と共に浮き彫りになる。
エチが治療だなんて医師國村が言うから〜、誤解すんだぞ(笑)
ちょっと見、ショタっぽいけど、そんな子どもでもなさそう。時代背景は、明治や大正な感じ。
救済系BLかな。