熱狂【タテヨミ】
」のレビュー

熱狂【タテヨミ】

今日だけを生きる兄弟

ハッピーエンドでよかった…

ネタバレ
2024年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「目に虎の」に大ハマりして次に「スカムバグ」、同作者作品3つ目に読んだのがこの「熱狂」。どれもこれも、1話目はヒドイ。受けひとでなしやなって思いながらのスタート。本作では、少し進むと、主の蓮さんはどうやら従の正樹に一目惚れしてたご様子だし、かなりあとだけど正樹も最初から蓮さんをなんか気になってたぽい描写が出てくる。ただの「主従」だったのが少しずつ変わっていく過程がとても良い。そして8年を経ての再会後。去って行く正樹の背中に指輪を投げ付ける蓮さん、ここで、急にウワァッ…となってるところに、蓮さんの悲しいお顔…!畳み掛けてくる!!この作者さん、いつも泣かす演出してくるんだから。「俺が死んだ後もよそ見するな、後を追ってくれ」ってすごい告白。ここのお顔もいい、泣かされちゃうわ。
所で、終盤の駆け足感について、私はなかった。たぶんお父様ややくざ者達にあまり関心がなかったからかな?完全に主役2人の行く末にしか興味なかったみたい。欲を言えば、謎の日本設定。古い作品だからしょうがないのかな?普通に韓国のお話にして欲しかった…出所後に豆腐、調べちゃったじゃん。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!