従者の癖
」のレビュー

従者の癖

みよしあやと/オイナリ

日本の商社マン×アラブの王子様

ネタバレ
2024年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大手商社に勤める瀬戸響がアラブの王国に赴任します。王子のジア=アルスーラには圧倒的な王者のオーラがあり、初対面の瀬戸は思わず自ら跪きます。石油が唯一の資源の小国でジア王子はインフラ整備に余念が無く、率先して自ら指揮を取っています。そんな王子に突然「私を抱きたくはないか」と尋ねられ、瀬戸は王子の真意を測りかねます。跡を継ぐはずだった兄を亡くし、父王の病状の悪化する中、王となる決意をし、またそれだけの器量のある王子に瀬戸は否応なく惹かれてゆくのでした。短編に近い中編なので、切り口が鮮やかで無駄がありません。ジア王子が王となれば妃を娶り、子をなすことも受け入れて、それでも王子を愛し「従者」であることを選ぶ瀬戸はの姿がくっきりと描かれます。スパッとした内容と瀬戸のキリリとしてヴィジュアルとが一致しています。
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