このレビューはネタバレを含みます▼
小中先生買いです。上巻は読み進めるのがツラかったです。憂鬱な序章から打って変わって男子高校生の平凡な日常が続き、好きな人に好きな人がいるオイシイ設定にもかかわらず、ここからどうなって序章の展開に?とハラハラ。ループに巻き込まれてからは疎外感や虚無感で病んでいく描写がひたすらつらい。こちらの気持ちも落ちましたが、例の飛び降りの展開から流れが変わります。下巻は先が気になり一気読みでした!光一が助かってハイ終わりで済まない展開も良かったです。作家さんを信じて上巻で投げずに読んで大正解でしたが、推し作家さんじゃなかったら読むのやめてたかもという気持ちもwとはいえ、苦しい上巻あっての大団円と感じられる充実した読後感でした。恋愛面より、ストーリーが気になるエンタメ小説でした。