このレビューはネタバレを含みます▼
万福町商店街の洋菓子店の二男•仁科暖は、小学生の時に転校してきた近衛陽菜斗がケーキを食べる笑顔に恋に落ちてしまいます。家庭がちょっと訳アリな陽菜斗の負担にならないように元気が出るように毎日お菓子を焼いて行き、でも抜かりなく周囲を牽制しながら高校生になった暖は、バイトを始めた陽菜斗に接近する女子の存在を聞き、悩みながらも告白しようと決意します。商店街の子供たちはみんな兄弟同然の仲良しで、暖の兄の葛と弟の飛八、不動産屋のしっかり者の六本木司、クリーニング屋の優しいお兄ちゃん一条澄晴、理髪店のきっぱりした三井結汰と弟の利九、結汰の親友•四ノ宮恒明らが揶揄ったり後押ししたりして恋の成就を手助けします。2巻では陽菜斗の転校のきっかけから始まり、当時の陽菜斗の親友•拾嵜大芽が登場します。夜逃げ同然に転校した陽菜斗と7年ぶりに再会した大芽と陽菜斗はとっても嬉しそうで、その様子に暖の心に嵐が吹き荒れ、放課後の教室で陽菜斗に無理やりキスしてしまいます。DKの初々しい三角関係が微笑ましいです。スピンオフ『シトラスミントなデイズ』では商店街メンバーから新しいカプが2組誕生します。いずれもエロなしの爽やかなアオハルでした。