ダンジョン飯
」のレビュー

ダンジョン飯

九井諒子

圧倒的作画のうまさ。

ネタバレ
2024年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ もはや貫禄すらある。この安定してこなれた線を表現するまでにどれ程の時間と努力を費やしたことでしょう、と線のひとすじから思う。それはさておき、内容めっちゃ面白い(笑)。ライオスの言っちゃいけないこと言っちゃうの、本当に無理。声出して笑う。ライオスたぶんサイコパスだよ。良心と善悪が一応ついてるけど、サイコパス。だって、何で言っちゃいけないか理解してないんだもん。理解してるかもだけど、全然重視してないとこが「そういうとこだぞ!」ってみんなに言われてる。もう本ッ当に笑う。ダンジョン飯は、笑っちゃいけないとこで笑う話。特に5巻はひどかったなあ(ほめてる)。もう、ずっと笑ってたから。前半はファリンも取り戻して良い話みたいに収束しそうな気配に完全に油断してたよね。ドライアドの交尾を見たセンシが人間の雄しべと雌しべの説明をされたときのチルチャックの『顔』でまず爆笑して、次にライオスが魔法の練習するときの『触り方』で鼻水出るまでずっと笑って、そんで最後に『石化』からの漬け物石ではらわたよじきれるまで笑った。いや、本当に心もはらわたもあったまる良い5巻だった。
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