BLへの扉が開かれた作品

とにかく良いです！絵のきれいさで最初読んだときは、「え？BL⁈」と、当時苦手意識があったので、ちょっと驚きましたが、それでもストーリーが面白いしキャラが魅力的だしで、全部読んだ後に続きが気になって小説版も全部読んでしまいました。
登場する人たちが、テンプレ的でなくて、人間らしいんですよね。一面的でないし、誠一郎と関わる事で変わってくるのか、ユーリウス殿下や聖女ユアの印象も変わってきますし、何より誠一郎の顔がどんどん良くなってきてる。これはコミカライズだからこそかな。
脇キャラですが、オルジフの面白キャラな部分は好きで、今後の話でどんな感じで描かれるのかが楽しみです。ノルベルトも、セリフのないコマに描かれている様子でもワンコっぽい感じが伝わって楽しいです。小説版ではノルベルトの報告書があるんですが、興味のある方にはぜひ読んでもらいたいです。
小説版の方がＢＬ表現はありますが、コミックを読んだ後だからか抵抗感もなく、気づけば他のＢＬ作品も読む様になりました。
アレシュと誠一郎のやり取りで小説にないけど仲が良いのが分かる描写がすごく良くて、これからも楽しみでしかありません。